iリーグ 第3節 の巻
前回の軽米戦、一戸戦では、得点を重ねる事で表れてくる「力押し」の傾向に対して苦言を呈した。
今回変則開催となった第3節で、先の懸念材料をどこまで改善させられるかに焦点を当てた。
相手は浄法寺。
組み立てという意味での攻撃の脅威は少ないものの、ボールを強く遠くに蹴る事が出来る選手がいるだけに、頭を越されるようなボールや、突然の大きな展開に戸惑うことなく対処出来るかどうかを注視してみた。
この日は前回に比べると「力押し」的な無理矢理感は少なかったように見えた。
点を取ったからそれで良し的な慢心も、前回よりは少なかったと感じている。
中央突破に偏る傾向はまだ見られたが、この試合に関しては、サイドに散らして広い攻撃をする意識が見て取れた。
今回も残念ながら脩蔵がお休みだったことから、トップに巧、中盤にはるを置く布陣で臨んだが、この2人がいい感じでポジションチェンジをしながら持ち味を出していた。
無意識かも知れないが。
攻撃に関するオプションは、いくつかの形として表れ始めていて、いい傾向だ。
ここに脩蔵が戻ってきたら、そのバリエーションは飛躍的に増えるだろう。
守備に関しては、危ない場面は無かったものの、安定感という点ではまだ不安が残る。
相手の仕掛けに対して、「受けて立つ」的な立ち振る舞いがまだ随所に見られるからだ。
相手が仕掛ける前にその芽を摘み取るという積極的な守備が、もう少しコンスタントに出せるようでなければ、攻撃力・組織力の高いチームには攻略されてしまう。
最終ラインまで飛んできたボールにも、自分がこれを次にどのような展開にしようかという事を考えながらプレー出来るようになれば大したものだ。
たとえそれが失敗したとしても、やろうとしていることが伝われば、第一関門突破と言っていいと思う。
技術的な事は練習次第でどうにだって出来る事だから、「How=どのように」というところを意識してみて欲しい。
幸いにも、この世代はみんなで話し合って物事を決める事が出来る面々だ。
つねに、ひとつ上、もうひとつ上と、目標を追い求めて欲しい。
そこでひとつ問いかけてみよう。
「みんなの目標とは?」
今回変則開催となった第3節で、先の懸念材料をどこまで改善させられるかに焦点を当てた。
相手は浄法寺。
組み立てという意味での攻撃の脅威は少ないものの、ボールを強く遠くに蹴る事が出来る選手がいるだけに、頭を越されるようなボールや、突然の大きな展開に戸惑うことなく対処出来るかどうかを注視してみた。
この日は前回に比べると「力押し」的な無理矢理感は少なかったように見えた。
点を取ったからそれで良し的な慢心も、前回よりは少なかったと感じている。
中央突破に偏る傾向はまだ見られたが、この試合に関しては、サイドに散らして広い攻撃をする意識が見て取れた。
今回も残念ながら脩蔵がお休みだったことから、トップに巧、中盤にはるを置く布陣で臨んだが、この2人がいい感じでポジションチェンジをしながら持ち味を出していた。
無意識かも知れないが。
攻撃に関するオプションは、いくつかの形として表れ始めていて、いい傾向だ。
ここに脩蔵が戻ってきたら、そのバリエーションは飛躍的に増えるだろう。
守備に関しては、危ない場面は無かったものの、安定感という点ではまだ不安が残る。
相手の仕掛けに対して、「受けて立つ」的な立ち振る舞いがまだ随所に見られるからだ。
相手が仕掛ける前にその芽を摘み取るという積極的な守備が、もう少しコンスタントに出せるようでなければ、攻撃力・組織力の高いチームには攻略されてしまう。
最終ラインまで飛んできたボールにも、自分がこれを次にどのような展開にしようかという事を考えながらプレー出来るようになれば大したものだ。
たとえそれが失敗したとしても、やろうとしていることが伝われば、第一関門突破と言っていいと思う。
技術的な事は練習次第でどうにだって出来る事だから、「How=どのように」というところを意識してみて欲しい。
幸いにも、この世代はみんなで話し合って物事を決める事が出来る面々だ。
つねに、ひとつ上、もうひとつ上と、目標を追い求めて欲しい。
そこでひとつ問いかけてみよう。
「みんなの目標とは?」
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iリーグ 第1、2節 の巻
先のアントスカップ道中記でも書いたが、いよいよ始まった地区リーグは、近隣のチームとの公式試合による、自らのチーム状態を知る事が出来る貴重な場となっている。
ただただ試合をしました、勝ちました、負けましたでは、このリーグで得られる経験値の半分も吸収出来ない。
それこそ前回書いた、個の力だけに頼ったプレーに傾倒してしまいがちな部分を修正する場にしなければならない。
この日の相手チームは軽米と一戸。
結果から言えば勝ったし、取れる時に点を取るという基本的な事は達成したと言っておくとしよう。
しかし、懸念した通り、点差が開いて来ると個の力に偏重する傾向が色濃く表れた。
結局は「オレも点を取りたい」という気持ちが強くなり、自分本位のプレーになってしまう。
気持ちを前面に出す、点を取りたいという欲を出す、ということは決して悪い事ではない。
しかしそれが偏り過ぎて、周りの事など考えられなくなるのは問題がある。
自力で戦うのと自分本意に戦うのとは本質的に違うものだ。
さらに、点差が開くことによって生まれる余裕が、油断に変わる事も見受けられる。
それが軽米戦での2失点に繋がっている。
一番気を付けなければならない相手選手は誰なのか、という事が完全に頭から抜けていた。
その気の緩みから中盤でのプレッシャーが甘くなり、絶対にフリーにしてはいけない軽米の仁(ジン)にミドルシュートを撃たせることになってしまう。
一戸戦でも言える事だが、相手がメンバーを欠いていたとは言え、プレッシャーのきつくない状況で、その状況にリズムを合わせてしまう悪癖がある。
相手に合わせてしまって、自分達のリズムを崩してしまう事は、何もこの年代に限った事ではないけれど、こういう時こそ主導権を握るくらいの意識を持たないと、言葉は悪いかも知れないが、相手に合わせて手を抜いていると取られてもおかしくは無いのである。
守備の場面で、点差が開いたからと言って相手に自由にプレーさせる場面が多々見られるのは、気の緩みとしか言いようがない。
この辺りは、「相手が何か仕掛けてくるのを、ただ見て待っているような事はするな。何か仕掛けてくる前に防ぐ事を考えなさい。」と、いつも言っている事に繋がってくる。
プレッシャーを掛けに行かない選手も問題があるが、それを周りが注意しないのも問題がある。
局所的には全てが1対1の勝負なのだが、チームプレーとして考えれば、「1対1が8人分あるのではなく、8対8でなければならない。」という事だ。
チームとして戦っているという事の意味を、もう少し深く理解出来るようになってほしい。
もちろん良かった点もある。
攻撃の際のポジションの入れ替わり、守備の時のアプローチ&カバー、ボールを受ける前の呼び込み、取られたボールは取り返すまで追いかける、明確な意図を持ったパス交換など、見ていて何をしたいのかがわかるプレーも随所に見られた。
これらを当たり前のように実践出来た上で、次のステップとしてスピードアップや精度を高めるという段階を踏んで行ってほしい。
守備の基本、攻撃の基本、ポジショニングの確認など、基本的な事においてまだまだ追求しなければならない事はあるが、1試合1試合での経験値を無駄にすることなく、常に意図を持って、常にそれをチームメイトで共有して連携を図っていってもらいたい。
今回のリーグ戦、まずは及第点を与えてもいいと思う。
次なる大きな課題は、やっぱり「シュートの精度」かなぁ。
ただただ試合をしました、勝ちました、負けましたでは、このリーグで得られる経験値の半分も吸収出来ない。
それこそ前回書いた、個の力だけに頼ったプレーに傾倒してしまいがちな部分を修正する場にしなければならない。
この日の相手チームは軽米と一戸。
結果から言えば勝ったし、取れる時に点を取るという基本的な事は達成したと言っておくとしよう。
しかし、懸念した通り、点差が開いて来ると個の力に偏重する傾向が色濃く表れた。
結局は「オレも点を取りたい」という気持ちが強くなり、自分本位のプレーになってしまう。
気持ちを前面に出す、点を取りたいという欲を出す、ということは決して悪い事ではない。
しかしそれが偏り過ぎて、周りの事など考えられなくなるのは問題がある。
自力で戦うのと自分本意に戦うのとは本質的に違うものだ。
さらに、点差が開くことによって生まれる余裕が、油断に変わる事も見受けられる。
それが軽米戦での2失点に繋がっている。
一番気を付けなければならない相手選手は誰なのか、という事が完全に頭から抜けていた。
その気の緩みから中盤でのプレッシャーが甘くなり、絶対にフリーにしてはいけない軽米の仁(ジン)にミドルシュートを撃たせることになってしまう。
一戸戦でも言える事だが、相手がメンバーを欠いていたとは言え、プレッシャーのきつくない状況で、その状況にリズムを合わせてしまう悪癖がある。
相手に合わせてしまって、自分達のリズムを崩してしまう事は、何もこの年代に限った事ではないけれど、こういう時こそ主導権を握るくらいの意識を持たないと、言葉は悪いかも知れないが、相手に合わせて手を抜いていると取られてもおかしくは無いのである。
守備の場面で、点差が開いたからと言って相手に自由にプレーさせる場面が多々見られるのは、気の緩みとしか言いようがない。
この辺りは、「相手が何か仕掛けてくるのを、ただ見て待っているような事はするな。何か仕掛けてくる前に防ぐ事を考えなさい。」と、いつも言っている事に繋がってくる。
プレッシャーを掛けに行かない選手も問題があるが、それを周りが注意しないのも問題がある。
局所的には全てが1対1の勝負なのだが、チームプレーとして考えれば、「1対1が8人分あるのではなく、8対8でなければならない。」という事だ。
チームとして戦っているという事の意味を、もう少し深く理解出来るようになってほしい。
もちろん良かった点もある。
攻撃の際のポジションの入れ替わり、守備の時のアプローチ&カバー、ボールを受ける前の呼び込み、取られたボールは取り返すまで追いかける、明確な意図を持ったパス交換など、見ていて何をしたいのかがわかるプレーも随所に見られた。
これらを当たり前のように実践出来た上で、次のステップとしてスピードアップや精度を高めるという段階を踏んで行ってほしい。
守備の基本、攻撃の基本、ポジショニングの確認など、基本的な事においてまだまだ追求しなければならない事はあるが、1試合1試合での経験値を無駄にすることなく、常に意図を持って、常にそれをチームメイトで共有して連携を図っていってもらいたい。
今回のリーグ戦、まずは及第点を与えてもいいと思う。
次なる大きな課題は、やっぱり「シュートの精度」かなぁ。
アントスカップ道中記
オレ的に、本格的な外シーズンの開幕を告げる恒例行事「アントスカップ」に、今年も招待して頂いた。
全16チームで行われるカップ戦は、シーズン初めの及第点・問題点を見つけ出す恰好の場として重宝させて頂いている。
バーモントでの悔しすぎる予選敗退の無念は、これからのフットボールでの大会で晴らすしかない。
1日目の組み合わせは、トリアス七戸、松園、手代森。
<第1試合>
トリアス 2 - 0 二戸
<第2試合>
松園 0 - 4 二戸
<第3試合>
手代森 0 - 5 二戸
初戦のトリアス戦には負けたものの、守備の決まり事を確認することで、その後の2試合は無失点に抑え、2勝1敗で折り返す。
そして2日目の対戦相手は山岸、月が丘、青山。
<第4試合>
青山 0 - 2 二戸
<第5試合>
月が丘 1 - 1 二戸
<第6試合>
山岸 1 - 2 二戸
2日目は全員出場を目論みながらの試合となり、事故的な失点で引き分けの試合もあったものの、2勝1分けで終了。
特に最終戦の山岸戦は、緊迫感のある一点差ゲームを勝ちきったという、経験値の高い試合だった。
総合として、4勝1敗1分の成績となり、この大会初の表彰となる2位を獲得した。
連携という点では、粗削りながらもスタイルというものが確立しつつあるように見えた。
脩蔵を体調不良で欠いてしまったが、それを補って余りある攻撃オプションを形成している。
守備に関しては、基本的に佑磨、裕登、雄大の「3U」で安定を図れることが確認出来た。
守備の部分に関しても、ある程度のオプションを持つ事が次の課題だろう。
選手達を色々なポジションで試してみた中で、一番しっくりくるパターンを見つけることには成功した。
しかし、それが何らかの理由によって崩れた時の対処法として、別の組み合わせというものを試してみる必要がある。
「このポジションしかできない」という状態を少しでも解消しなければ、ワンパターン化してしまう事だって考えられる。
個の力で打開する事はもちろん選手全員が目指さなければならない事だが、個の力だけに頼ったプレーに傾倒してしまう事は避けなければならない。
個の力がダメだと言っている訳ではないので勘違いして欲しくないのだが、個の力というものは、全体に作用して初めて価値を見出せるものだと信じている。
ましてや複数人数で行うスポーツであるフットボールならば、力の偏りというものは極力無くす様にしなければならない。
今回のアントスカップは、個の力が打開する場面が目立ったことは事実。
しかし、全体的な動きとして連携しようとする意識も見えた大会ではあった。
今後続く地区リーグの中で、全体的な物の見方をするという意識を持つようになるには、どういう方向に目を向けさせればいいのかを考えながら接していく事が必要になってくるだろう。
ある程度「出来る」世代であるからこそ、せっかくのチャンスかもしれない。
リーグも始まるし、あっという間にセーラーもやってくる。
大勝負の前準備に余念が無いように、オレも微力ながら気を付けよう。
それにしても、この結果は素直に喜びたい。
当然もっと上を見るべきなのだが、この時点で残す事の出来た結果としては上々だと思っている。
ついにアントスカップのパンフレットに、歴代の上位成績チームの欄に名前を残す事になったんだから。
全16チームで行われるカップ戦は、シーズン初めの及第点・問題点を見つけ出す恰好の場として重宝させて頂いている。
バーモントでの悔しすぎる予選敗退の無念は、これからのフットボールでの大会で晴らすしかない。
1日目の組み合わせは、トリアス七戸、松園、手代森。
<第1試合>
トリアス 2 - 0 二戸
<第2試合>
松園 0 - 4 二戸
<第3試合>
手代森 0 - 5 二戸
初戦のトリアス戦には負けたものの、守備の決まり事を確認することで、その後の2試合は無失点に抑え、2勝1敗で折り返す。
そして2日目の対戦相手は山岸、月が丘、青山。
<第4試合>
青山 0 - 2 二戸
<第5試合>
月が丘 1 - 1 二戸
<第6試合>
山岸 1 - 2 二戸
2日目は全員出場を目論みながらの試合となり、事故的な失点で引き分けの試合もあったものの、2勝1分けで終了。
特に最終戦の山岸戦は、緊迫感のある一点差ゲームを勝ちきったという、経験値の高い試合だった。
総合として、4勝1敗1分の成績となり、この大会初の表彰となる2位を獲得した。
連携という点では、粗削りながらもスタイルというものが確立しつつあるように見えた。
脩蔵を体調不良で欠いてしまったが、それを補って余りある攻撃オプションを形成している。
守備に関しては、基本的に佑磨、裕登、雄大の「3U」で安定を図れることが確認出来た。
守備の部分に関しても、ある程度のオプションを持つ事が次の課題だろう。
選手達を色々なポジションで試してみた中で、一番しっくりくるパターンを見つけることには成功した。
しかし、それが何らかの理由によって崩れた時の対処法として、別の組み合わせというものを試してみる必要がある。
「このポジションしかできない」という状態を少しでも解消しなければ、ワンパターン化してしまう事だって考えられる。
個の力で打開する事はもちろん選手全員が目指さなければならない事だが、個の力だけに頼ったプレーに傾倒してしまう事は避けなければならない。
個の力がダメだと言っている訳ではないので勘違いして欲しくないのだが、個の力というものは、全体に作用して初めて価値を見出せるものだと信じている。
ましてや複数人数で行うスポーツであるフットボールならば、力の偏りというものは極力無くす様にしなければならない。
今回のアントスカップは、個の力が打開する場面が目立ったことは事実。
しかし、全体的な動きとして連携しようとする意識も見えた大会ではあった。
今後続く地区リーグの中で、全体的な物の見方をするという意識を持つようになるには、どういう方向に目を向けさせればいいのかを考えながら接していく事が必要になってくるだろう。
ある程度「出来る」世代であるからこそ、せっかくのチャンスかもしれない。
リーグも始まるし、あっという間にセーラーもやってくる。
大勝負の前準備に余念が無いように、オレも微力ながら気を付けよう。
それにしても、この結果は素直に喜びたい。
当然もっと上を見るべきなのだが、この時点で残す事の出来た結果としては上々だと思っている。
ついにアントスカップのパンフレットに、歴代の上位成績チームの欄に名前を残す事になったんだから。
大型二輪免許取得 道中記
漫画みたいな話から、1200ccもの大排気量バイクを手に入れたオレ。
入手した以上、乗って楽しまなければ意味がない。
ということで、持っていなかった大型二輪免許を取るために、教習所へと通い始めた。
必ずと言っていいほど「順番逆だろ」とツッコまれたものだ。
普通自動車免許を持っているという事で、学科は免除(適正調査のための筆記が1時間あっただけ)。
第1段階14時間、第2段階17時間と、計31時間の実施教習を経て卒業検定という流れだ。
31時間乗るとなると、長期間に渡ってしまう恐れもあった。
しかも規定により、第1段階は1日2時間まで、第2段階は1日3時間までという教習規則があった。
ところが幸運な事にこの頃のオレは、午後4時~午前1時までの夜勤のシフトだった。
ということで、第1段階は午後1時と午後2時の教習を受けて出社。
第2段階は午前11時、午後1時、午後2時の教習を受けて出社。
これを月曜から土曜までの日曜休みで毎日通う事にした。
ちなみに、連続教習は2時間までという規定があったため、第2段階では昼休憩の時間を挟んで、3時間のフル受講という荒業に及び、雨が降ろうが風が吹こうが毎日通い続けた。
第1段階終了には月曜から翌週の月曜までの7日、第2段階終了には火曜から翌週の月曜までの6日、そしてその翌日の火曜日に卒業検定を受講し、乗り越しもなく合格。
合計14日間で教習を修了した。
自動車学校の校長や担当教官、事務のおばちゃんやオネーチャン、さらには送迎担当のおっちゃんまで揃って、「こんな短期間で免許取ったヤツは見たことない」と、驚愕とも呆れ顔とも取れる表情で見送ってもらった。
果ては「仕事何してるの?」と怪しまれる始末。
さらにその翌日には免許センターに出向いて書き換え。
晴れて行動を走れるライダーとなった。
無事合格し、その足で職場に向かい、先輩に合格の報告をすると、「え!?もう取ったのか!?こんなに短期間で免許取ったヤツ聞いた事ねえよ」と、教習所の面々と全く同じリアクションだった。
そして春を待ち、意気揚々とバイクライフを夢見るオレ。
免許取得に20万、バイク購入に15万、計35万で始まるバイクライフ。
と思ったのだが、バイクはそんなに甘くはなかった。
道楽には金がかかるものだと改めて痛感することになる。

入手した以上、乗って楽しまなければ意味がない。
ということで、持っていなかった大型二輪免許を取るために、教習所へと通い始めた。
必ずと言っていいほど「順番逆だろ」とツッコまれたものだ。
普通自動車免許を持っているという事で、学科は免除(適正調査のための筆記が1時間あっただけ)。
第1段階14時間、第2段階17時間と、計31時間の実施教習を経て卒業検定という流れだ。
31時間乗るとなると、長期間に渡ってしまう恐れもあった。
しかも規定により、第1段階は1日2時間まで、第2段階は1日3時間までという教習規則があった。
ところが幸運な事にこの頃のオレは、午後4時~午前1時までの夜勤のシフトだった。
ということで、第1段階は午後1時と午後2時の教習を受けて出社。
第2段階は午前11時、午後1時、午後2時の教習を受けて出社。
これを月曜から土曜までの日曜休みで毎日通う事にした。
ちなみに、連続教習は2時間までという規定があったため、第2段階では昼休憩の時間を挟んで、3時間のフル受講という荒業に及び、雨が降ろうが風が吹こうが毎日通い続けた。
第1段階終了には月曜から翌週の月曜までの7日、第2段階終了には火曜から翌週の月曜までの6日、そしてその翌日の火曜日に卒業検定を受講し、乗り越しもなく合格。
合計14日間で教習を修了した。
自動車学校の校長や担当教官、事務のおばちゃんやオネーチャン、さらには送迎担当のおっちゃんまで揃って、「こんな短期間で免許取ったヤツは見たことない」と、驚愕とも呆れ顔とも取れる表情で見送ってもらった。
果ては「仕事何してるの?」と怪しまれる始末。
さらにその翌日には免許センターに出向いて書き換え。
晴れて行動を走れるライダーとなった。
無事合格し、その足で職場に向かい、先輩に合格の報告をすると、「え!?もう取ったのか!?こんなに短期間で免許取ったヤツ聞いた事ねえよ」と、教習所の面々と全く同じリアクションだった。
そして春を待ち、意気揚々とバイクライフを夢見るオレ。
免許取得に20万、バイク購入に15万、計35万で始まるバイクライフ。
と思ったのだが、バイクはそんなに甘くはなかった。
道楽には金がかかるものだと改めて痛感することになる。

免許取得への道
事の始まりは、冬の足音が聞こえてきそうな10月下旬。
自動車学校主催の「コース開放イベント」に参加した。
免許が無い者でも、学校のコース内であれば大型バイクに乗る事が出来る催し。
そこで400ccのバイクに乗った事が引き金となって、「バイクもいいなぁ」と思うようになった。
しかし金銭的に希望するバイクには手が届かず、かと言ってせっかく買うのだから気に入らないものに乗るほどの熱も無い。
全くの中間点で、どっちつかずの気持ちでふらふらしていた。
するとその会場に、普段一緒に働いている会社の先輩がいた。
あれこれと話しているうちに、「お前も免許取って、ツーリングにでも行こうぜ」と誘われた。
煮え切らない態度を取っていると、「オレのバイクを譲るからよ」と言ってきた。
その時見せられたバイクがVmaxだった。
一目見て、そのインパクトに心奪われた。
その先輩は小柄な人で、「オレにはデカくて持て余してるけど、お前のガタイならピッタリじゃね?」と言われ跨ってみると、足着き性がなかなかにフィットしている。
400cc程度をイメージしていたオレのバイクライフだったが、この話がまとまれば、750ccをも飛び越えて一気に1200ccという大排気量のバイクに乗る事になる。
不安もあったが、恐る恐る尋ねてみた。
オレ「譲るとしたら幾らくらいで譲ってくれますか?」
先輩「う~ん、今オレのノートPCの調子が悪いからなぁ…。ジャパ〇ット〇か〇でノートPCを買ってくれたら物々交換するべ。」
オレ「・・・。えっ!?」
すぐさまジャ〇ネッ〇た〇たにノートPCを注文。
なんと、物々交換でバイクを入手することになったのである。
そのノートPCは15万円だったので、実質15万でVmaxを購入したことになった。
Vmax開発秘話同様、嘘のようなホントの話によってこのバイクに乗る事になったのだが、このエピソードはその後仲良くなったバイク仲間にも大ウケのネタとして、ある意味神話化された。
ノートPCは翌日には到着し、会社で手渡すと、「春までには整備済ませておくから」との返事。
オレにはバイクを受け取る前にやらなければならない事があった。
そして11月の第一週から教習所に通い始めた。
そう、実はバイクを買ってから免許を取りに行き始めたのである。

自動車学校主催の「コース開放イベント」に参加した。
免許が無い者でも、学校のコース内であれば大型バイクに乗る事が出来る催し。
そこで400ccのバイクに乗った事が引き金となって、「バイクもいいなぁ」と思うようになった。
しかし金銭的に希望するバイクには手が届かず、かと言ってせっかく買うのだから気に入らないものに乗るほどの熱も無い。
全くの中間点で、どっちつかずの気持ちでふらふらしていた。
するとその会場に、普段一緒に働いている会社の先輩がいた。
あれこれと話しているうちに、「お前も免許取って、ツーリングにでも行こうぜ」と誘われた。
煮え切らない態度を取っていると、「オレのバイクを譲るからよ」と言ってきた。
その時見せられたバイクがVmaxだった。
一目見て、そのインパクトに心奪われた。
その先輩は小柄な人で、「オレにはデカくて持て余してるけど、お前のガタイならピッタリじゃね?」と言われ跨ってみると、足着き性がなかなかにフィットしている。
400cc程度をイメージしていたオレのバイクライフだったが、この話がまとまれば、750ccをも飛び越えて一気に1200ccという大排気量のバイクに乗る事になる。
不安もあったが、恐る恐る尋ねてみた。
オレ「譲るとしたら幾らくらいで譲ってくれますか?」
先輩「う~ん、今オレのノートPCの調子が悪いからなぁ…。ジャパ〇ット〇か〇でノートPCを買ってくれたら物々交換するべ。」
オレ「・・・。えっ!?」
すぐさまジャ〇ネッ〇た〇たにノートPCを注文。
なんと、物々交換でバイクを入手することになったのである。
そのノートPCは15万円だったので、実質15万でVmaxを購入したことになった。
Vmax開発秘話同様、嘘のようなホントの話によってこのバイクに乗る事になったのだが、このエピソードはその後仲良くなったバイク仲間にも大ウケのネタとして、ある意味神話化された。
ノートPCは翌日には到着し、会社で手渡すと、「春までには整備済ませておくから」との返事。
オレにはバイクを受け取る前にやらなければならない事があった。
そして11月の第一週から教習所に通い始めた。
そう、実はバイクを買ってから免許を取りに行き始めたのである。
