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【音楽】マッド・ピエロ/イエロー・マジック・オーケストラ(1978)

毎年毎年季節感というか、節目というものが薄れて感じてしまう今日この頃。
あっという間に年末で、すぐに新しい年がやってくる。
自分とって大きな事があった今年は、自分を大きく振り返ること、これからの行く末を真剣に考えることのふたつをもたらした。
来年はそれを少しずつ形作っていけるようにしようと思う。

「マッド・ピエロ/イエロー・マジック・オーケストラ(1978)」

毎年の事ながら、1年の締めくくりはY.M.O.で締めくくるとしよう。
それにしても、1978年でこれって、相当に「尖って」いたんだなぁ。

オレの周りにいてくれた人達全てに感謝します。
それではまた来年。



「Mad Pierrot/YELLOW MAGIC ORCHESTRA」
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【音楽】レイクサイドストーリー/大瀧詠一(1984)

12月30日は大瀧詠一の命日。
2013年の暮れに入ったニュースに絶句したのを覚えている。
1984年以降アルバムを出していなかったが、現在に至るまでずっと聴き続けてきた。
それはこれからも変わらないだろう。

「レイクサイドストーリー/大瀧詠一(1984)」

そして今年も多くの著名人が亡くなった。
身内も含めて。
時代の移り変わりを感じされる逝去もたくさんあり、いずれそれを振り返ってみようと思う。

大瀧詠一の命日には、やっぱり大瀧詠一の曲で飾ろう。
事実上最後のオリジナルアルバムとなった「イーチ・タイム」より。



「Lake Side Story/EACH OHTAKI」

【音楽】ラスト・クリスマス/ワム!(1986)

クリスマスソングの事を書いていたら、元ワム!のジョージ・マイケルの訃報が入ってきた。
しかも12月25日に。

「ラスト・クリスマス/ワム!(1986)」

クリスマスになると流れる定番の曲だが、オレ自身あまりワム!に興味を示さなかったので、それほど好きな曲とはいえなかった。
どうしても80年代当時の、「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」に代表される、ある種の軽薄さが目立ってしまい、振り返って聞く事もなかった。
クリスマスでの失恋をテーマにした曲だが、クリスマスの失恋ソングでは、山下達郎の「クリスマス・イブ」が先んじている。

ゲイを公表していた事から、ついつい死因をエイズと思いがちだが、まだ正式には公表されていない。
ワム!時代には、メンバーのアンドリュー・リッジリーの方がアイドル的な扱いをされていたが、才能は圧倒的にジョージの方が上だった。
ちなみに本名は、「ヨルゴス・キリアコス・パナイオトゥー」というそうだ。



「Last Christmas/WHAM!」

【音楽】ハッピー・クリスマス(戦争は終った)/ジョン・レノン(1971)

あれよあれよという間にクリスマスも終わってしまった。
何の変哲も無い一日で、特別に何かをした訳でもなく、平々凡々な一日となった。
でもせっかくなのでクリスマスにちなんだ歌を。

「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)/ジョン・レノン(1971)」

実に平凡な一日というものは、実は最も尊いものなのではないだろうか。
この歌のサブタイトル「War Is Over(戦争は終わった)」こそが、世に望まれる事なのかも知れない。
世界中が紛争に傾きつつある今こそ聴くべき名曲。
当時のベトナム戦争を止めようとするメッセージが込められた、平和を願う歌である。
ただのクリスマスソングにしないあたり、さすがはジョン・レノンであろう。



「Happy X'mas(War is Over)/JOHN LENNON」

【映画】めまい(1958)

「めまい(1958)」

監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジェームズ・スチュアート、キム・ノヴァク、バーバラ・ベル・ゲデス

ヒッチコック監督の全盛期の傑作と評価される一本。
オカルト要素を含んだ、ヒッチコック作品の中でも異色作。

「スコティ」ことジョン・ファーガソン刑事は、犯人を追う途中に同僚を死なせてしまった。
そのショックで、高所恐怖症によるめまいに襲われるようになり、警察を辞めてしまう。
そこへ学生時代の友人エルスターが現れて、何かに憑かれたかのように不審な行動する妻マデリンを調査してほしいという依頼を持ち掛けてきた。
スコティはマデリンを尾行するうちに、彼女の先祖であり過去に不遇の死を遂げた人物、カルロッタの存在を知る。
カルロッタは髪型から首飾りまでマデリンそっくりであり、後にスコティはエルスターに、マデリンはカルロッタの亡霊に取り憑かれていると聞かされる。
尾行を続けていると彼女は突然海に飛び込み投身自殺を図る。
そこを救い出したスコティは初めて彼女と知り合うことになり、やがて二人は恋へと落ちていく。
それは決して覚めない悪夢への入り口だった。

床が落ちるような「めまいショット」はあまりにも有名で、この作品以後、数え切れないほどの映画やCM、テレビドラマで引用されるようになった。
この撮影法は、スティーブン・スピルバーグやブライアン・デ・パルマ監督が模倣している。
刻々と変化する光のパターンが特徴的なオープニングは、アナログ・コンピュータでプログラムした初期のモーション・コントロール・カメラが使われ、最初期の本格的なCG映画として知られる『2001年宇宙の旅』の10年も前の作品である。
前述の「めまいショット」と、このタイトルバックのCGは、映画のタイトルである「めまい」の象徴と言っていい。
また、マデリンのコスチュームも、ブロンドの髪にグレーのスーツという落ち着かない色彩にまとめており、スコティの不安定な精神状態を表している。
さらにマデリンの巻き髪と、マデリンが鑑賞する絵画の女性の巻き髪は、オープニングの螺旋状の光とシンクロしており、物語全体に漂う「ナイトメア(悪夢)」のメタファーでもある。
スコティとマデリンの出会いこそ、悲劇そのものであるかのようだ。

かつて盛岡の映画館「ルミエール」で、ヒッチコック特集として3本の映画がリバイバル上映された。
「知り過ぎていた男」、「裏窓」、そしてこの「めまい」。
ヒッチコックの円熟期の傑作を一度に見られるチャンスに、毎週盛岡に通ったのを覚えている。
その時のパンフレットは、今でも大事に保管してある。
余談だが、デヴィッド・リンチ監督のTVシリーズ「ツイン・ピークス」に登場する女性の名は、「マデリン・ファーガソン」。
映画ファンをニヤリとさせる細かい設定である。

いずれにせよ、「サイコ」、「北北西に進路を取れ」、「裏窓」などと並ぶ、ヒッチコック作品の中でも有数の傑作である。

<予告編>


<オープニング>

N-BOXがやってきた

7年間に渡り、走り続けてきた愛車タント・カスタムが役目を終えた。
走行距離298,000km。
馴染みの車屋の人にも驚かれた。

去年あたりから、そろそろエンジンの寿命を感じていたため、もし買う事になった場合の候補車を考えていた。
軽をメインに考えていたため、トヨタは早くも除外。
ニッサン、マツダは、軽のラインナップの魅力に乏しかったので落選。
スズキからは、ワゴンR・スティングレー、パレットSW、ハスラー、普通車だがスイフト・スポーツが候補に挙がった。
ワゴンR・スティングレーは、少し前にアニキが購入したので、「かぶり」を防ぐために落選し、パレットSWは、「これ」という決定打に欠けたため落選。
ハスラーはいい車なんだけど、タントの広さを知った後では、どうしても狭さを感じてしまい、スイフト・スポーツは土壇場になって軽の維持費の安さという魅力に立ち返ってしまい、どちらも落選。
ダイハツからは、タント・カスタム(2代目)と2007年式ムーブ・カスタムを候補とした。
2台続けて同車種というのも芸がないのでタント・カスタムは外れ、タントの広さを知ってしまった弊害から、ムーブ・カスタムも室内空間に物足りなさを感じ、これも落選。
ホンダからは、普通車だがフィット(2代目)、ゼスト・スパーク、N-WGN、N-BOXが候補に挙がった。
フィットもスイフト・スポーツ同様、軽に傾いた事で落選し、ゼスト・スパークは「錆びが出やすいのでお勧めしない」というプロの目の情報を得て落選。
N-WGNは姪っ子が乗っているのでかぶってしまうし、N-BOXは高くて買えない(新車だと200万オーバー)。
結局全てを再考する事にし、最終的に残ったのは、「高くてもいいからN-BOXに乗りたい」という願望だった。

スイフト・スポーツ、フィット、ハスラーの3車種には、マニュアル・トランスミッションの設定があったので、かなり心惹かれたが、最終的に「ホンダ帰り」を目論んで、候補を絞った。
「グレードはカスタム」
「色は青、緑、または黒」
「走行距離は過走行でも一切気にしない」
「ターボはあってもなくてもいいけど、あればなお良し」
「出来る事なら両側電動スライドドア」
「予算は130~150万」

かなり厳しい条件だったが、依頼してから1か月後、とうとう候補車が見つかった。
実物を見に行き、運転席に座り、即決した。
「N-BOXカスタム」
「色は黒」
「走行距離36,000km」
「ターボ搭載」
「両側電動スライドドア」
「新品ナビ、4スピーカー、ボディガラスコート込みで、156万円」
条件にほぼ合致した1台だった。

あと50万足せば新車買えたじゃん、というツッコミは無しにして、大事に乗ろうっと。
この時点で言えることは、「軽としては異次元の走り」ですわ。
買ったばかりなのでまだ慣らしですが、もう少し距離が出たらインプレッションしてみます。

買ってからなかなか晴れた日に恵まれないので、晴れたらちゃんと写真を撮ろう。

HONDA_N-BOX_CUSTOM.jpg

【映画】男と女(1966)

「男と女」(1966)

監督:クロード・ルルーシュ
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、アヌーク・エーメ

1966年、カンヌ映画祭でグランプリを受賞した、フランスの恋愛映画の傑作。
監督のクロード・ルルーシュは、これまで無名の存在だったものの、この一本で一躍フランスを代表する映画監督に数えられることになった。
「ダバダバダ」というスキャットが全編に流れるメインテーマは、数えきれないほどの様々なアーティストによってカバーされる名曲中の名曲。
音楽を担当したフランシス・レイも、この映画をきっかけに作曲家としての地位を確立した。

映画製作のスクリプターとして働くアンヌは、寄宿学校に娘を預け、パリで一人暮らしをしていた。
ある日、寄宿舎まで娘を送ったアンヌは、パリ行の電車に乗り遅れてしまう。
同じ寄宿舎に息子を預けるジャン=ルイは、電車に乗り遅れたアンヌをパリまで送ることになった。
思いがけない出会いを迎えたのだが、2人には悲しくも断ち切れない過去があった。



この映画の音楽は、オレが保育所に通っていた頃から既に知っていた。
父親の8トラックのカーステレオに差し込まれていた、ポール・モーリアの音楽集に収録されていて、スキーや買い物に出かける時にはよく聴いていた。
映画自体は、中3だったか高1の時に初めて全編を通して観賞し、オレの恋愛観が全て変わった。
それまでは「恋に恋する青春時代」だったものが、この映画に惹かれた事によって「大人の恋愛」に憧れるようになった。
今観てもその時の感覚は変わらず、「フランスは大人の国」というイメージが定着してしまっている。
幸運にも、20年位前、5年前、そして今と、生涯で3回も映画館で観る事が出来た。
この映画での2人の予想される年齢設定からは、既に10歳以上も歳を食ってしまっているのだが、こんな風な大人の立ち振る舞いは一生かかっても出来ないだろうなぁ。
ラストシーンではいつも涙が流れてしまう。
とにかく、ひたすら影響された映画で、オレの中の「フランスのイメージ」そのものになっている。
オレの「生涯の10本」に入るほどの好きな映画である。



「UN HOMME ET UNE FEMME」

【映画】THE BEATLES - EIGHT DAYS A WEEK(2016)

「THE BEATLES - EIGHT DAYS A WEEK(2016)」

監督:ロン・ハワード
出演:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、プライアン・エプスタイン

今日のロック史上の礎とも言うべき、ザ・ビートルズの軌跡を追ったドキュメンタリー。
彼らの活動を貴重なプライベート・フィルムやライブ映像で綴り、ザ・ビートルズの歴史を追うというよりも、当時のオーディエンス(観衆)の熱狂振りを綴っている。
現代のミュージャンで、ビートルズの影響を受けない者はいないとされるほどに世界中に愛されたバンドが、その国々や都市でどのような熱狂を振りまいていたかがわかる。
その多忙ぶりは、まさにタイトルにもなっている名曲「EIGHT DAYS A WEEK」と言える。
当然矛盾のある言葉だが、リンゴが「1週間に8日も働くなんて・・・」とぼやいていたのがきっかけで作られたといわれている。
当時の多忙ぶりを表現した歌である。
日本で言うところの、五月みどりの「一週間に十日来い」的なこと・・・とは違うか。
どちらかと言うと、かつて日本帝国海軍で歌われた軍歌で、今日では土日返上で働くという慣用表現である「月月火水木金金」のほうが近いかな。

もはやスタンダードになりつつある名曲の数々と共に、当時のメンバーの置かれていた状況や、世相というものと照らし合わせ、今後このように世界中を熱狂の渦に巻き込むバンドは出ないのではないかと思わせる。
文字通り、「世界を動かした」、「世界を変えた」バンドだ。
そして観終わって思う事は、「それでもなぜ世界中にこれほど受け入れられたのかという理由はわからない」という事だ。
ただ、ビートルズ・サウンドというものは、50年以上経った今でも決して古びない、色褪せない輝きを持っていると思う。



ついでに、映画のタイトルにもなっている、「Eight Days A Week」も貼り付けておきましょう。
ホントにビートルズの曲は普遍的ですわ。

【音楽】スターティング・オーヴァー/ジョン・レノン(1980)

1980年10月に発売されたアルバム「ダブル・ファンタジー」に収録され、シングルカットもされた、ジョン・レノン最大のシングルヒットとなった曲。
このアルバムが発売された2か月後、ジョンは自宅のあるダコタ・ハウスで、ファンと思しき人物の凶弾に倒れ、そのまま帰らぬ人となった。
長い休息期間からの復帰作として、まさに「Starting Over(これから始まる、といった意味)」であった矢先の事だった。

オレも早く普段の生活に戻るべく、この曲と一緒に、またブログを書き綴っていこうと思う。
例え誰も読む人がいなくても。
自分が生きた証として。



「(Just Like)Starting Over/JOHN LENNON
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