全日本少年サッカー大会 道中記 その5
ベスト16という結果に終わった今年の全少。
今年の印象は一言で言って「団結」だと思っている。
がむしゃらな気合が見えるタイプの面々ではなかったが、いざとなるとまとまるのだから不思議だ。
ヴェルディに1-3で負けたとはいえ、圧倒的な実力差があっとは思えなかった。
事実、相手のミスからではあったが、先制点を挙げていることからも、充分互角に戦ったと思いたい。
ほんのわずかな差が勝敗を決める事は多々ある事だが、今回の試合を見る限り、そのわずかな差とは、「普段の練習や練習試合に対する緊張度の違い」なのではないかと思う。
決してこちらが気の抜けた練習をしていたという訳ではなく、相手の環境というものが、厳しい状況下でやらなくてはならないという緊張感が、ほんのわずかの経験値の差を生んでいるのではないかと思う。
これは、県下でも強豪と言われるチームすべてに共通する事だ。
こっちだってそのための準備はしてきた。
しかしそれを上回る練習量をこなしてきたという事なのかも知れない。
そこに食い下がった二戸は、手前味噌で申し訳ないが、よく頑張ったと褒めるに値するチームだったと思う。
さて、今回一緒に戦った5年生以下の選手達よ。
6年生の戦う姿をしっかりと目に焼き付けたかい?
あっという間だが、来週には新人戦が始まる。
次はお前達だ。
今年の印象は一言で言って「団結」だと思っている。
がむしゃらな気合が見えるタイプの面々ではなかったが、いざとなるとまとまるのだから不思議だ。
ヴェルディに1-3で負けたとはいえ、圧倒的な実力差があっとは思えなかった。
事実、相手のミスからではあったが、先制点を挙げていることからも、充分互角に戦ったと思いたい。
ほんのわずかな差が勝敗を決める事は多々ある事だが、今回の試合を見る限り、そのわずかな差とは、「普段の練習や練習試合に対する緊張度の違い」なのではないかと思う。
決してこちらが気の抜けた練習をしていたという訳ではなく、相手の環境というものが、厳しい状況下でやらなくてはならないという緊張感が、ほんのわずかの経験値の差を生んでいるのではないかと思う。
これは、県下でも強豪と言われるチームすべてに共通する事だ。
こっちだってそのための準備はしてきた。
しかしそれを上回る練習量をこなしてきたという事なのかも知れない。
そこに食い下がった二戸は、手前味噌で申し訳ないが、よく頑張ったと褒めるに値するチームだったと思う。
さて、今回一緒に戦った5年生以下の選手達よ。
6年生の戦う姿をしっかりと目に焼き付けたかい?
あっという間だが、来週には新人戦が始まる。
次はお前達だ。
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全日本少年サッカー大会 道中記 その4
大会3日目。
ベスト16の戦いに赴いた二戸FC。
相手はヴェルディ花巻。
クラブチームの強豪が相手となった。
大会2日目に見せたあの粘りのあるプレーが見られるのか?
チームスタッフである身ながら、非常に楽しみだった。
<ベスト16>
二戸FC 1 - 3 ヴェルディ花巻
得点者:大飛
遠目ではあったものの、皆一様に緊張している様子が見えた。
前週も完全なリラックスムードだったとは言い難かったが、やはりベスト16という舞台に、わずかながら緊張している様子だった。
試合が始まると、やはり相手の力に押し込まれる立ち上がりとなった。
しかし、攻め込まれた後には必ずこちらも攻め込んでいく場面が見られた。
相手としては、少し様子見だったのかも知れないが、そんな余裕のないウチの面々は、ただひたすらにプレスをかけ続け、少しでも食い下がろうと序盤から飛ばしていた。
それが功を奏したのか、プレスを嫌がった相手のクリアボールをことごとく拾う場面が続き、相手守備陣の一瞬のコンタクトミスで、相手のプレーが中途半端になった。
当たり損ねとなったそのボールが大飛の前に落ち、無人となったゴールに蹴り込んだ大飛によって先制点がもたらされた。

前半の早い時間帯に先制した二戸だったが、そう簡単にやらせてもらえないのがクラブチームの強いと思わせるところ。
徐々にではあるが、相手が優勢に立ち始めた。
もしかしたら前半を1-0で折り返せるか?と期待した矢先、こちらのミスと偶然と相手の底力が重なり、追い付かれる。
その後も相手の勢いに押されながら、何とかこらえていたが、ホイッスルに救われる形で前半を終了。
後半の集中力がカギとなった。

後半は立ち上がりから相手のペース。
防戦一方とはいかないまでも、ガードを固めながら単発のジャブを打つのが精一杯の状況。
選手達にも疲れが見え始めた。
そこに強烈なスーパーゴールを叩き込まれ、一転して追う立場に。
相手の攻撃を受け止めつつ攻撃を仕掛けるも、徐々に相手ゴール前まで運べなくなり、最後は個人の地力の差を見せつけられ、失点。
そのまま終了し、1-3というスコアに終わった。
ベスト16の戦いに赴いた二戸FC。
相手はヴェルディ花巻。
クラブチームの強豪が相手となった。
大会2日目に見せたあの粘りのあるプレーが見られるのか?
チームスタッフである身ながら、非常に楽しみだった。
<ベスト16>
二戸FC 1 - 3 ヴェルディ花巻
得点者:大飛
遠目ではあったものの、皆一様に緊張している様子が見えた。
前週も完全なリラックスムードだったとは言い難かったが、やはりベスト16という舞台に、わずかながら緊張している様子だった。
試合が始まると、やはり相手の力に押し込まれる立ち上がりとなった。
しかし、攻め込まれた後には必ずこちらも攻め込んでいく場面が見られた。
相手としては、少し様子見だったのかも知れないが、そんな余裕のないウチの面々は、ただひたすらにプレスをかけ続け、少しでも食い下がろうと序盤から飛ばしていた。
それが功を奏したのか、プレスを嫌がった相手のクリアボールをことごとく拾う場面が続き、相手守備陣の一瞬のコンタクトミスで、相手のプレーが中途半端になった。
当たり損ねとなったそのボールが大飛の前に落ち、無人となったゴールに蹴り込んだ大飛によって先制点がもたらされた。

前半の早い時間帯に先制した二戸だったが、そう簡単にやらせてもらえないのがクラブチームの強いと思わせるところ。
徐々にではあるが、相手が優勢に立ち始めた。
もしかしたら前半を1-0で折り返せるか?と期待した矢先、こちらのミスと偶然と相手の底力が重なり、追い付かれる。
その後も相手の勢いに押されながら、何とかこらえていたが、ホイッスルに救われる形で前半を終了。
後半の集中力がカギとなった。

後半は立ち上がりから相手のペース。
防戦一方とはいかないまでも、ガードを固めながら単発のジャブを打つのが精一杯の状況。
選手達にも疲れが見え始めた。
そこに強烈なスーパーゴールを叩き込まれ、一転して追う立場に。
相手の攻撃を受け止めつつ攻撃を仕掛けるも、徐々に相手ゴール前まで運べなくなり、最後は個人の地力の差を見せつけられ、失点。
そのまま終了し、1-3というスコアに終わった。

全日本少年サッカー大会 道中記 その3
今回の2戦に限ってのMVPを選出してみよう。
と言ってもそれぞれがそれぞれの役割を果たし、全員で掴んだ勝利と言っても過言ではないため、一人を選出するには難しいし、いささかはばかられるところがある。
それでもここは、毎度の事なので選んでみたいと思う。
あくまでもオレ個人的な目線としてなので、栄光も名誉も副賞も無いけど。
大飛の全体的なカバーリング、成良の決定力、雄大の状況判断と相手をかわすチャレンジ精神、脩蔵の対人の強さ、楓雅の声掛けと視野の広さ、裕登の運動量。
どれもこれも勝利には欠かせないものだった。
中でも、PKを止めた駿太朗の功績はやはり大きい。
後ろからの声掛けも集中も切らすことなく、体を張るプレーも出来ていた。
これまでの失点の責任を一人で受け止めていた節のある駿太朗にとって、この日の働きぶりとPK阻止は、駿太朗自身の答えだったのかも知れない。

相手スローインになりそうなボールを、その走力でマイボールにしてしまうほどに自分の武器を発揮した太地も特筆すべき活躍だった。
走力という強い武器を持ちながらも、使いどころを自分のものに出来ず、控えに甘んじたり交代させられたりという状況を乗り越えて、その力をより良い方向に発揮した結果がこの日のプレー振りだったのだろう。

南城戦のみの出場であったものの、危ない場面に必ず顔を出し、ボールが切れるまでプレーを止めない集中力と、チームへの献身的な働きで、危ない場面を何度も救った巧も候補として充分な働きをした。
先月の葛巻町長杯において、靴擦れからくる足の痛みを訴えたにもかかわらず、普通に走ったりボールを蹴ったりしていた事を「甘え」だと断罪され、出場機会を失ってしまった悔しさが、こういった形で表れたのではないだろうか。

それぞれが、この結果をもたらすための段階を踏んできていたのだろう。
しかし今回は、全体的な貢献度が最も大きかったことを評価として、晴隆をMVPに選出したいと思う。
とにかくボールによく絡んでいた。
危ない場面のほとんどに絡み、今までならばあっさりと抜かけれてしまう様な場面にも、寄せるところ待つところの判断に優れていた。
ひとつかわされても、味方がアプローチに入っていることを信じて、さらに自分がフォローに回るというプレーの連動性も見られた。
南城戦での2点目となるゴールも、思い切りの良さと決断力が生んだゴールと言ってもいい。
狙ってあのコースに蹴ったかどうかはともかくとして、シュートを撃つという決断をやり切った事は評価出来る。
「らしい」ゴールといえば「らしい」かな。
おまけに、拮抗した試合の中の緊張感をほぐすかのように、ハイボールのバウンドで下から顔面を打たれるというお笑い要素も提供してくれていた。
余談で偶然だが、そのプレーの直前には、観戦中の晴隆の弟が全く同じシチュエーションで顔面を打たれて笑いを誘っている。
試合への貢献度という事から選ばせてもらったのだが、晴隆のシュートが決まった後の仲間達の祝福の様子を見て、チームメイトに愛されていると感じた。
とにかく、守備の意識の高さによってつかんだ勝利だと思えるので、今回のMVPは晴隆に決定。

さて、これらの高評価を、次のヴェルディ戦にも発揮出来るかどうかは、やっぱりプレーをする選手たち一人一人にかかっている。評価されたいからではなく、試合において自分が出来る最大限の事をやる、という意識だけを持って試合に臨んでもらいたい。
相手の名前に臆する事は無い。
ウチはいつだってチャレンジャーなんだから。
なるか?ベスト8!
と言ってもそれぞれがそれぞれの役割を果たし、全員で掴んだ勝利と言っても過言ではないため、一人を選出するには難しいし、いささかはばかられるところがある。
それでもここは、毎度の事なので選んでみたいと思う。
あくまでもオレ個人的な目線としてなので、栄光も名誉も副賞も無いけど。
大飛の全体的なカバーリング、成良の決定力、雄大の状況判断と相手をかわすチャレンジ精神、脩蔵の対人の強さ、楓雅の声掛けと視野の広さ、裕登の運動量。
どれもこれも勝利には欠かせないものだった。
中でも、PKを止めた駿太朗の功績はやはり大きい。
後ろからの声掛けも集中も切らすことなく、体を張るプレーも出来ていた。
これまでの失点の責任を一人で受け止めていた節のある駿太朗にとって、この日の働きぶりとPK阻止は、駿太朗自身の答えだったのかも知れない。

相手スローインになりそうなボールを、その走力でマイボールにしてしまうほどに自分の武器を発揮した太地も特筆すべき活躍だった。
走力という強い武器を持ちながらも、使いどころを自分のものに出来ず、控えに甘んじたり交代させられたりという状況を乗り越えて、その力をより良い方向に発揮した結果がこの日のプレー振りだったのだろう。

南城戦のみの出場であったものの、危ない場面に必ず顔を出し、ボールが切れるまでプレーを止めない集中力と、チームへの献身的な働きで、危ない場面を何度も救った巧も候補として充分な働きをした。
先月の葛巻町長杯において、靴擦れからくる足の痛みを訴えたにもかかわらず、普通に走ったりボールを蹴ったりしていた事を「甘え」だと断罪され、出場機会を失ってしまった悔しさが、こういった形で表れたのではないだろうか。

それぞれが、この結果をもたらすための段階を踏んできていたのだろう。
しかし今回は、全体的な貢献度が最も大きかったことを評価として、晴隆をMVPに選出したいと思う。
とにかくボールによく絡んでいた。
危ない場面のほとんどに絡み、今までならばあっさりと抜かけれてしまう様な場面にも、寄せるところ待つところの判断に優れていた。
ひとつかわされても、味方がアプローチに入っていることを信じて、さらに自分がフォローに回るというプレーの連動性も見られた。
南城戦での2点目となるゴールも、思い切りの良さと決断力が生んだゴールと言ってもいい。
狙ってあのコースに蹴ったかどうかはともかくとして、シュートを撃つという決断をやり切った事は評価出来る。
「らしい」ゴールといえば「らしい」かな。
おまけに、拮抗した試合の中の緊張感をほぐすかのように、ハイボールのバウンドで下から顔面を打たれるというお笑い要素も提供してくれていた。
余談で偶然だが、そのプレーの直前には、観戦中の晴隆の弟が全く同じシチュエーションで顔面を打たれて笑いを誘っている。
試合への貢献度という事から選ばせてもらったのだが、晴隆のシュートが決まった後の仲間達の祝福の様子を見て、チームメイトに愛されていると感じた。
とにかく、守備の意識の高さによってつかんだ勝利だと思えるので、今回のMVPは晴隆に決定。

さて、これらの高評価を、次のヴェルディ戦にも発揮出来るかどうかは、やっぱりプレーをする選手たち一人一人にかかっている。評価されたいからではなく、試合において自分が出来る最大限の事をやる、という意識だけを持って試合に臨んでもらいたい。
相手の名前に臆する事は無い。
ウチはいつだってチャレンジャーなんだから。
なるか?ベスト8!
全日本少年サッカー大会 道中記 その2
今回の2勝について、自分なりに色々と思うところがあった。
何が良かったのか、何を修正しなければならないのか。
ただ写真を撮っていただけではないですよ。
それらの要素を2つに絞って書き綴ってみよう。
まずは得点シーンに関係することだが、いわゆる「球離れの早さ」が大きいと思える。
今までなら、足元にトラップしたボールを突かれてカウンターを食らう、という場面が目立った。
今回は、トラップした後のボール処理の早さ、そしてトラップのボールの置き所の変化によって、相手のプレッシャーをうまくかわしていたようだ。
特に今年に入ってから口酸っぱく指導されていた、「足元ではないトラップ」が形になってきているという事だろう。
1歩2歩分大きくトラップをするというイメージ。
これが出来ていたおかげで、大きな展開が容易になったようだ。
大きな展開が出来るようになったという事は、特定の場所で混雑が起きるという事が少なくなったという事でもある。
ボールも選手も動き回る試合運びが出来るきっかけがつかめたと思う。
その球離れの早さは、ダイレクトプレーというものに直結し、仙北戦の裕登のゴールや、南城戦の晴隆のゴールがそれに当たる。
こぼれ球に対して、シュートを打つべきところで躊躇なくダイレクトに撃つという感覚が、このゴールを呼び込んだと言っていいかも知れない。
足元に収めて詰められて奪われてカウンターを食らうよりは、例え外れてもシュートで終わって相手ゴールキックから始まったほうがリスクも少ない。
相手の準備が整う前に早く仕掛けるという感覚が掴めれば、一か所での混雑も起きにくいという事が言えるだろう。
もうひとつは修正点。
今回はセンターバックを務めた晴隆の活躍によって得られた勝利と言ってもいいかも知れない。
とにかくボールに対するアプローチが当たっていた。
少しだけ気になったのは、アプローチに行った味方に対してのフォローの意識がまだ低いという事だ。
ある程度出来ていたとは言っても、頭を越されてゴール前まで詰められてしまう場面もあった訳である。
センターが競っているのなら、その両サイドが競り合いからこぼれてくる事を想定しなければならない。
少しばかり、競っている選手頼みになっているように感じられる場面があった。
まだ起きていない事象を「相手が触るだろう」、「味方が競り勝ってくれるだろう」という予測をして、自らがプレーに関わらない場面は無くさなければならない。
自分が関われる範囲内での現象には、いつでも対処出来るだけの準備と心構えが必要だ。
試合に安定感を持たせるためには、だれ一人サボってはいけないのである。
細かいところを探せば、修正点はまだまだたくさんある。
短い期間だが、次の試合までに一つ一つクリアしていく事しか手はない。
どこまでやれるのか、どこまでやるのか。
それは選手の意識ひとつにかかっている。
トーナメントという性質上、次の試合以上に厳しいものはない。
相手だって勝ち上がってきているのだから。
意地と意地とのぶつかり合いで、弱気を見せたほうが負ける。
ハッタリでもいい。
堂々と戦ってほしい。
頑張れよ~!

何が良かったのか、何を修正しなければならないのか。
ただ写真を撮っていただけではないですよ。
それらの要素を2つに絞って書き綴ってみよう。
まずは得点シーンに関係することだが、いわゆる「球離れの早さ」が大きいと思える。
今までなら、足元にトラップしたボールを突かれてカウンターを食らう、という場面が目立った。
今回は、トラップした後のボール処理の早さ、そしてトラップのボールの置き所の変化によって、相手のプレッシャーをうまくかわしていたようだ。
特に今年に入ってから口酸っぱく指導されていた、「足元ではないトラップ」が形になってきているという事だろう。
1歩2歩分大きくトラップをするというイメージ。
これが出来ていたおかげで、大きな展開が容易になったようだ。
大きな展開が出来るようになったという事は、特定の場所で混雑が起きるという事が少なくなったという事でもある。
ボールも選手も動き回る試合運びが出来るきっかけがつかめたと思う。
その球離れの早さは、ダイレクトプレーというものに直結し、仙北戦の裕登のゴールや、南城戦の晴隆のゴールがそれに当たる。
こぼれ球に対して、シュートを打つべきところで躊躇なくダイレクトに撃つという感覚が、このゴールを呼び込んだと言っていいかも知れない。
足元に収めて詰められて奪われてカウンターを食らうよりは、例え外れてもシュートで終わって相手ゴールキックから始まったほうがリスクも少ない。
相手の準備が整う前に早く仕掛けるという感覚が掴めれば、一か所での混雑も起きにくいという事が言えるだろう。
もうひとつは修正点。
今回はセンターバックを務めた晴隆の活躍によって得られた勝利と言ってもいいかも知れない。
とにかくボールに対するアプローチが当たっていた。
少しだけ気になったのは、アプローチに行った味方に対してのフォローの意識がまだ低いという事だ。
ある程度出来ていたとは言っても、頭を越されてゴール前まで詰められてしまう場面もあった訳である。
センターが競っているのなら、その両サイドが競り合いからこぼれてくる事を想定しなければならない。
少しばかり、競っている選手頼みになっているように感じられる場面があった。
まだ起きていない事象を「相手が触るだろう」、「味方が競り勝ってくれるだろう」という予測をして、自らがプレーに関わらない場面は無くさなければならない。
自分が関われる範囲内での現象には、いつでも対処出来るだけの準備と心構えが必要だ。
試合に安定感を持たせるためには、だれ一人サボってはいけないのである。
細かいところを探せば、修正点はまだまだたくさんある。
短い期間だが、次の試合までに一つ一つクリアしていく事しか手はない。
どこまでやれるのか、どこまでやるのか。
それは選手の意識ひとつにかかっている。
トーナメントという性質上、次の試合以上に厳しいものはない。
相手だって勝ち上がってきているのだから。
意地と意地とのぶつかり合いで、弱気を見せたほうが負ける。
ハッタリでもいい。
堂々と戦ってほしい。
頑張れよ~!

全日本少年サッカー大会 道中記 その1
1か月近くチームから離れていたためか、チームの内情がわからなくて、少々不安要素を抱えたまま向かった水沢会場。
実際にプレーするのは選手達だとは言っても、観る側として、チームスタッフとして、どんな試合をしてくれるのかは気になるところだ。
練習試合であれ、大会であれ、それは変わらない。
本当に、ここまで来たら選手達の奮起に期待するしかないというのが実情で、選手達の奮起をいかに引き出してあげられるかが役目なのかもしれない。
オレに出来ることは限られているので、とにかく緊張をほぐすこと、リラックスして試合に向かう事が出来るように、いつも通りに接することに専念した。
<第1試合>
仙北 1 - 4 二戸
得点者:成良3、裕登
決して相手には引けを取らない実力を持っていると思っていたため、大飛にかけた言葉は一言。
「早いうちに先制して、早いうちに試合を決めてしまえ。」
どうしても緊張感から相手の様子を伺うために引いてしまう傾向があり、ひたすら攻め続けてもらいたいために思い付いた言葉はこれしかなかった。
その言葉届いたのか、早い段階で成良の先制点。
立て続けに成良が決めて2-0とする。
応援エリアの保護者の方々にも、一様の安堵が見られる展開となった。
しかし、2-0という2点差ゲームは最も危険なものだ。
後半に入ってミスから1点返されると、突き放そうとして力任せに攻めてしまい、プレーエリアが狭くなってしまう傾向となった。
そこを救ったのが裕登のミドルシュートだった。
ゴール前の混戦からこぼれてきたボールをダイレクトにシュートを放ち、まさに「鬼コース」と言える所に突き刺さった。
いつもならひとつトラップを入れてしまい、相手に詰められてしまうケースだが、ここでは思い切ってダイレクトで右足を振り抜いた。
本人の名誉のために、「狙って撃った」という事にしておこう。
それほどのコースだった。
そして最後は成良のヘディングシュートで締めくくった。
キーパーがはじいて高く上がったボールに、いち早く反応して競り勝ち、キーパーの位置を見て冷静に決めた。
守っては晴隆が奮闘し、雄大と裕登がよく走り回った。
その3人がアプローチしたボールに、大飛がうまく絡んで素早く攻撃に切り替わる場面も多くみられ、少しバタつきながらも勝利をつかんだ。
<第2試合>
南城 2(1) - (3)2 二戸
得点者:太地、晴隆
攻めたり攻められたりと、緊張感のある内容だった。
しかし相手の力技から徐々に押し込まれ、一瞬の隙を突かれて豪快に決められた。
この試合、先制されても慌てる事も無く、大飛を起点にして太地や楓雅を走らせる展開が続き、太地の好走を見逃さなかった大飛が、必殺のスルーパスによって太地のゴールを呼び込んだ。
その後膠着状態だったものの、わずかながらウチが押していた。
そしてこれまたゴール前の混戦からこぼれたボールに、今度は晴隆がダイレクトでシュートを放つ。
あまりにも高く上がりすぎたかな?と思ったのだが、これまた写真撮影していた位置から見て、ギリギリバーの下に入り込む弾道に見えた。
相手キーパーが反応するも、キーパーの立ち位置の関係で難しいボールになり、キーパーの手を弾いて吸い込まれた。
前半を2-1で折り返し、ジャイアント・キリングもあり得ると期待も高まる。
後半に入ると一瞬勝ちが頭をよぎったのか、不用意なボール回しからゴール前で混戦となり、わずかな差で押し込まれ同点となった。
その後も南城の猛攻は続き、防戦に回らざるを得なくなった二戸だが、残り時間を何とか持ちこたえ、PK戦に突入した。
二戸先攻で始まったPKのキッカーは、成良、大飛、楓雅。
1人目の成良は渾身のキックでスピード勝ち。
ここで相手の1人目を駿太朗がビッグセーブ。
2人目の大飛は、絶対に取れないという鬼コースにねじ込む。
相手の2人目には決められだが、3人目の楓雅は大飛とほぼ同じコースに蹴り込み、PK戦を制した。
歓喜に沸く保護者エリア、そしてベンチ。
スタッフとしては胃に穴が開きそうなほどの緊張感で、戻ってきた監督・コーチ陣も、精神的体力の消耗が激しかったようだ。
実に亮弥世代以来3年ぶりとなるベスト16に進出し、来週の「つなぎラウンド」にコマを進めた。
相手はヴェルディ。
もう何も恐れるものはない。
もちろん勝つことを目標して臨まなければならないことに変わりはないが、今回の試合を通じて、「勝つためにしなければならないこと」を見つけるのが目的であるということに気付いたと思いたい。
全力と全力がぶつかって、初めて熱戦が生まれ、選手としての充足感が生まれる。
これが、勢いだけで進んできたのではないことを証明するためにも、まだまた集中して、まだまだ上を目指す気持ちを強めてもらいたいものだ。
さぁ、やるべ!

実際にプレーするのは選手達だとは言っても、観る側として、チームスタッフとして、どんな試合をしてくれるのかは気になるところだ。
練習試合であれ、大会であれ、それは変わらない。
本当に、ここまで来たら選手達の奮起に期待するしかないというのが実情で、選手達の奮起をいかに引き出してあげられるかが役目なのかもしれない。
オレに出来ることは限られているので、とにかく緊張をほぐすこと、リラックスして試合に向かう事が出来るように、いつも通りに接することに専念した。
<第1試合>
仙北 1 - 4 二戸
得点者:成良3、裕登
決して相手には引けを取らない実力を持っていると思っていたため、大飛にかけた言葉は一言。
「早いうちに先制して、早いうちに試合を決めてしまえ。」
どうしても緊張感から相手の様子を伺うために引いてしまう傾向があり、ひたすら攻め続けてもらいたいために思い付いた言葉はこれしかなかった。
その言葉届いたのか、早い段階で成良の先制点。
立て続けに成良が決めて2-0とする。
応援エリアの保護者の方々にも、一様の安堵が見られる展開となった。
しかし、2-0という2点差ゲームは最も危険なものだ。
後半に入ってミスから1点返されると、突き放そうとして力任せに攻めてしまい、プレーエリアが狭くなってしまう傾向となった。
そこを救ったのが裕登のミドルシュートだった。
ゴール前の混戦からこぼれてきたボールをダイレクトにシュートを放ち、まさに「鬼コース」と言える所に突き刺さった。
いつもならひとつトラップを入れてしまい、相手に詰められてしまうケースだが、ここでは思い切ってダイレクトで右足を振り抜いた。
本人の名誉のために、「狙って撃った」という事にしておこう。
それほどのコースだった。
そして最後は成良のヘディングシュートで締めくくった。
キーパーがはじいて高く上がったボールに、いち早く反応して競り勝ち、キーパーの位置を見て冷静に決めた。
守っては晴隆が奮闘し、雄大と裕登がよく走り回った。
その3人がアプローチしたボールに、大飛がうまく絡んで素早く攻撃に切り替わる場面も多くみられ、少しバタつきながらも勝利をつかんだ。
<第2試合>
南城 2(1) - (3)2 二戸
得点者:太地、晴隆
攻めたり攻められたりと、緊張感のある内容だった。
しかし相手の力技から徐々に押し込まれ、一瞬の隙を突かれて豪快に決められた。
この試合、先制されても慌てる事も無く、大飛を起点にして太地や楓雅を走らせる展開が続き、太地の好走を見逃さなかった大飛が、必殺のスルーパスによって太地のゴールを呼び込んだ。
その後膠着状態だったものの、わずかながらウチが押していた。
そしてこれまたゴール前の混戦からこぼれたボールに、今度は晴隆がダイレクトでシュートを放つ。
あまりにも高く上がりすぎたかな?と思ったのだが、これまた写真撮影していた位置から見て、ギリギリバーの下に入り込む弾道に見えた。
相手キーパーが反応するも、キーパーの立ち位置の関係で難しいボールになり、キーパーの手を弾いて吸い込まれた。
前半を2-1で折り返し、ジャイアント・キリングもあり得ると期待も高まる。
後半に入ると一瞬勝ちが頭をよぎったのか、不用意なボール回しからゴール前で混戦となり、わずかな差で押し込まれ同点となった。
その後も南城の猛攻は続き、防戦に回らざるを得なくなった二戸だが、残り時間を何とか持ちこたえ、PK戦に突入した。
二戸先攻で始まったPKのキッカーは、成良、大飛、楓雅。
1人目の成良は渾身のキックでスピード勝ち。
ここで相手の1人目を駿太朗がビッグセーブ。
2人目の大飛は、絶対に取れないという鬼コースにねじ込む。
相手の2人目には決められだが、3人目の楓雅は大飛とほぼ同じコースに蹴り込み、PK戦を制した。
歓喜に沸く保護者エリア、そしてベンチ。
スタッフとしては胃に穴が開きそうなほどの緊張感で、戻ってきた監督・コーチ陣も、精神的体力の消耗が激しかったようだ。
実に亮弥世代以来3年ぶりとなるベスト16に進出し、来週の「つなぎラウンド」にコマを進めた。
相手はヴェルディ。
もう何も恐れるものはない。
もちろん勝つことを目標して臨まなければならないことに変わりはないが、今回の試合を通じて、「勝つためにしなければならないこと」を見つけるのが目的であるということに気付いたと思いたい。
全力と全力がぶつかって、初めて熱戦が生まれ、選手としての充足感が生まれる。
これが、勢いだけで進んできたのではないことを証明するためにも、まだまた集中して、まだまだ上を目指す気持ちを強めてもらいたいものだ。
さぁ、やるべ!

今週末、いよいよ全少
失恋ソングシリーズでセンチメンタリズムに浸っている間に、全少が間近に迫ってきている。
去年の聖斗世代から変わったレギュレーションにより、全少は予選リーグがなくなり、いきなりトーナメントで行われる。
すでに大会そのものは開催されており、今年の二戸FCは2回戦からの登場という事になった。
組み合わせは、地区リーグの成績が加味されるという事を聞いたような気がしたが、定かではない。
いずれ今年は、相去vs仙北の勝者と対戦することになっており、水沢の奥州市ふれあいの丘公園へと赴くことになった。
昨年の亮弥達が新人戦の県大会を戦った所だ。
そして相手は仙北に決まったようだ。
今年はあまりチームに帯同出来ておらず、大会の時だけスタッフ顔してついて回るのも気が引けてしまう。
致し方のない事とはいえ・・・。
しかし、何とか当日は休み事も出来たし、選手達の過度な緊張感をほぐす役目でも出来ればと思っている。
やるべき事はみんなわかっているだろうから、その確認をするくらいでちょうどいいのかも知れない。
結構緊張しやすいチームのようなので。
5年生メンバーは新人戦にも繋げなきゃならないし、6年生メンバーは次世代へのバトンを繋ぐための「気持ち」を形として示さなくてはならない。
個々それぞれに思う事はあるだろう。
それをチームとしてひとつにするために、それぞれがやるべき事をしっかりやる姿勢が大事だ。
どこまで進めるか。
常にチャレンジだぞ。
去年の聖斗世代から変わったレギュレーションにより、全少は予選リーグがなくなり、いきなりトーナメントで行われる。
すでに大会そのものは開催されており、今年の二戸FCは2回戦からの登場という事になった。
組み合わせは、地区リーグの成績が加味されるという事を聞いたような気がしたが、定かではない。
いずれ今年は、相去vs仙北の勝者と対戦することになっており、水沢の奥州市ふれあいの丘公園へと赴くことになった。
昨年の亮弥達が新人戦の県大会を戦った所だ。
そして相手は仙北に決まったようだ。
今年はあまりチームに帯同出来ておらず、大会の時だけスタッフ顔してついて回るのも気が引けてしまう。
致し方のない事とはいえ・・・。
しかし、何とか当日は休み事も出来たし、選手達の過度な緊張感をほぐす役目でも出来ればと思っている。
やるべき事はみんなわかっているだろうから、その確認をするくらいでちょうどいいのかも知れない。
結構緊張しやすいチームのようなので。
5年生メンバーは新人戦にも繋げなきゃならないし、6年生メンバーは次世代へのバトンを繋ぐための「気持ち」を形として示さなくてはならない。
個々それぞれに思う事はあるだろう。
それをチームとしてひとつにするために、それぞれがやるべき事をしっかりやる姿勢が大事だ。
どこまで進めるか。
常にチャレンジだぞ。
【音楽】木の葉のスケッチ/大瀧詠一(1984)
長々と続けてきた失恋ソングシリーズも今回が最終回。
改めて特集するかも知れないが、とりあえず今回はここまで。
最後を飾るのはやっぱり大瀧詠一の歌を。
1984年発売のアルバム「EACH TIME」に収録されている。
「木の葉のスケッチ/大瀧詠一(1984)」
かつて恋人同士だった二人が、別れた後に再会する様を描いた名曲。
♪
時計は無言で回るけれど 面影ばかりは消せないね
街がくれた粋な計らいさ ラッシュのホームで君と
冬の色の風に吹かれた落ち葉たちが 通りを走ってゆく
幸せみたいでほっとしたよ まあねと笑った横顔の
淡い影がショーウィンドウに写ってる ぼんやり見とれていたよ
時が刻む深い溝を 埋めつくせる言葉はないんだね
つい「お前」と呼びかけそうさ 昔の口癖でね
話すことは山ほどあるはずなのに 今は話題も途切れたまま
時計に視線を落とすたびに 待ってる誰かを暗示して
街がくれた罪な偶然さ 食事はどう?って聞いた
立ち止まって一瞬困った表情さ
じゃあ引き留めてゴメン
枝を離れた二つの葉は 風に散るしかない
♪
作詞の松本隆の世界観が素晴らしい。
落ち葉の季節である秋にぴったりの失恋ソングだ。
オレ的に、実はアルパム「EACH TIME」の中でも1,2を争うほど好きな歌でもある。
思いがけず自分の恋話になぞらえて特集記事を書いてきたが、いい思い出しか残らなかった恋に感謝している。
スポ少で関わってきたみんなも、いつかは恋をする時が来るだろう。
その時その時を大事に、その瞬間を一生懸命気持ちを向ける事こそが、いい恋への近道なのかもしれない。
失恋ソング特集、これにて終了。
改めて特集するかも知れないが、とりあえず今回はここまで。
最後を飾るのはやっぱり大瀧詠一の歌を。
1984年発売のアルバム「EACH TIME」に収録されている。
「木の葉のスケッチ/大瀧詠一(1984)」
かつて恋人同士だった二人が、別れた後に再会する様を描いた名曲。
♪
時計は無言で回るけれど 面影ばかりは消せないね
街がくれた粋な計らいさ ラッシュのホームで君と
冬の色の風に吹かれた落ち葉たちが 通りを走ってゆく
幸せみたいでほっとしたよ まあねと笑った横顔の
淡い影がショーウィンドウに写ってる ぼんやり見とれていたよ
時が刻む深い溝を 埋めつくせる言葉はないんだね
つい「お前」と呼びかけそうさ 昔の口癖でね
話すことは山ほどあるはずなのに 今は話題も途切れたまま
時計に視線を落とすたびに 待ってる誰かを暗示して
街がくれた罪な偶然さ 食事はどう?って聞いた
立ち止まって一瞬困った表情さ
じゃあ引き留めてゴメン
枝を離れた二つの葉は 風に散るしかない
♪
作詞の松本隆の世界観が素晴らしい。
落ち葉の季節である秋にぴったりの失恋ソングだ。
オレ的に、実はアルパム「EACH TIME」の中でも1,2を争うほど好きな歌でもある。
思いがけず自分の恋話になぞらえて特集記事を書いてきたが、いい思い出しか残らなかった恋に感謝している。
スポ少で関わってきたみんなも、いつかは恋をする時が来るだろう。
その時その時を大事に、その瞬間を一生懸命気持ちを向ける事こそが、いい恋への近道なのかもしれない。
失恋ソング特集、これにて終了。
【音楽】失恋はつかれる/川崎真理子(1993)
女性の失恋ソングの中でも、今回紹介する歌は、明るく未来に向かって歩き出すための総括という感じのもの。
オレの音楽カルチャー暗黒時代に、小粒ながらも一筋の光明を放った歌の中のひとつ。
「失恋はつかれる/川崎真理子(1993)」
♪
あなたと共同で使っていた カメラをバラバラに壊した
失恋したんだと 自覚させるために
女の子も潔くなくちゃ わたしの悪いところ数えた
こんな時だからこそ つらいけど目を向けてみた
ダメになったの あなたのせいにしたいけど
わたしのために ちゃんと受け止めたい恋の終わりもある
カキーン カキーン バッティングセンターでガッツ入れて
こんな事くらいで何よって言える 根性つけよう
財布のお金を全部 銀貨に変えたら
二百回分くらいの空振り 失恋はつかれる
フェンスの中で考えている 幸せだと感じた事を
それは短いけど 思い出すといくつもあった
歩く時は いつも隣にいるのに
手を繋がなきゃ 不安になるような恋を初めてした
カキーン カキーン バッティングセンターで誓い立てる
今度はうなづくだけじゃなくて 噛みついてみよう
何度もケンカをするかも知れないけれど
今夜ほどクタクタにならない 失恋はつかれる
さよならして初めてわかる事があった
幸せを見逃さない事は 愛する力
カキーン カキーン バッティングセンターでガッツ入れて
二百回目くらいの空振り ほんと 失恋はつかれる
ほんと 失恋はつかれる
♪
この世界観や歌い回しは、のちのAIKOやJUDY AND MARYが受け継いでいると思える。
こう書くと本人に失礼かもしれないが、分かりやすく例えるなら「AIKOのプロトタイプ」である。
この独特の雰囲気は、絶対にAIKOに影響を与えていると思う。
3年程の活動ののち、ヒットチャート系音楽から身を引き、現在はイギリス人と結婚し、音楽活動を再開しているらしい。
とにかくこの失恋ソングは、これまでとは違う異質の魅力を持った名曲だ。
そしてホントに良くわかる。
失恋はつかれる。
オレの音楽カルチャー暗黒時代に、小粒ながらも一筋の光明を放った歌の中のひとつ。
「失恋はつかれる/川崎真理子(1993)」
♪
あなたと共同で使っていた カメラをバラバラに壊した
失恋したんだと 自覚させるために
女の子も潔くなくちゃ わたしの悪いところ数えた
こんな時だからこそ つらいけど目を向けてみた
ダメになったの あなたのせいにしたいけど
わたしのために ちゃんと受け止めたい恋の終わりもある
カキーン カキーン バッティングセンターでガッツ入れて
こんな事くらいで何よって言える 根性つけよう
財布のお金を全部 銀貨に変えたら
二百回分くらいの空振り 失恋はつかれる
フェンスの中で考えている 幸せだと感じた事を
それは短いけど 思い出すといくつもあった
歩く時は いつも隣にいるのに
手を繋がなきゃ 不安になるような恋を初めてした
カキーン カキーン バッティングセンターで誓い立てる
今度はうなづくだけじゃなくて 噛みついてみよう
何度もケンカをするかも知れないけれど
今夜ほどクタクタにならない 失恋はつかれる
さよならして初めてわかる事があった
幸せを見逃さない事は 愛する力
カキーン カキーン バッティングセンターでガッツ入れて
二百回目くらいの空振り ほんと 失恋はつかれる
ほんと 失恋はつかれる
♪
この世界観や歌い回しは、のちのAIKOやJUDY AND MARYが受け継いでいると思える。
こう書くと本人に失礼かもしれないが、分かりやすく例えるなら「AIKOのプロトタイプ」である。
この独特の雰囲気は、絶対にAIKOに影響を与えていると思う。
3年程の活動ののち、ヒットチャート系音楽から身を引き、現在はイギリス人と結婚し、音楽活動を再開しているらしい。
とにかくこの失恋ソングは、これまでとは違う異質の魅力を持った名曲だ。
そしてホントに良くわかる。
失恋はつかれる。
【音楽】過ぎ去りし日々/シュガー・ベイブ(1975)
シュガーベイブの残した唯一のアルバム「SONGS」。
日本のポップスの夜明けとでもいうべき名盤だ。
この名盤からの失恋ソングを。
「過ぎ去りし日々/シュガー・ベイブ(1975)」
♪
今 この曇った空に 沈む街角で
鳴り響くウェディング・ベル 耳を押さえても
心が痛むだけ 涙がこぼれそう
今 心によみがえる 二人だけの出来事
魔法さえ信じた あの十六の夏
綺麗だったよ 君は 綺麗だったよ 君は
昨日よりも今日を 生きてきたはずなのに
僕の中に 今も残ってる 過ぎ去りし日々
帰って来やしない 見果てぬ夢なのさ
夢を見てるだけ 見てるだけ 見てるだけさ
♪
やっぱりこれも男の切ない失恋ソング。
男の失恋ソングは、センチメンタリズムにあふれているなぁ。
日本のポップスの夜明けとでもいうべき名盤だ。
この名盤からの失恋ソングを。
「過ぎ去りし日々/シュガー・ベイブ(1975)」
♪
今 この曇った空に 沈む街角で
鳴り響くウェディング・ベル 耳を押さえても
心が痛むだけ 涙がこぼれそう
今 心によみがえる 二人だけの出来事
魔法さえ信じた あの十六の夏
綺麗だったよ 君は 綺麗だったよ 君は
昨日よりも今日を 生きてきたはずなのに
僕の中に 今も残ってる 過ぎ去りし日々
帰って来やしない 見果てぬ夢なのさ
夢を見てるだけ 見てるだけ 見てるだけさ
♪
やっぱりこれも男の切ない失恋ソング。
男の失恋ソングは、センチメンタリズムにあふれているなぁ。
【音楽】恋よさようなら/ディオンヌ・ワーウィック(1970)
このブログにも時々登場するディオンヌ・ワーウィック。
元々は音楽大学在学中に、コーラスやデモ歌手として活動していたところ、これまたこのプログによく登場する作曲家バート・バカラックに見出される。
その後はバカラックと組んで、スタンダードナンバーとなる名曲を次々と代に送り出した。
この歌は、ディオンヌの代表曲である。
ちなみに、ホイットニー・ヒューストンとは従姉妹同時である。
「恋よさようなら/ディオンヌ・ワーウィック(1970)」
これも失恋ソングシリーズの一環。
あまりにもどっぷり浸かりすぎたかな。
もうそろそろ止めにしないと、痛みを思い出すばかりかもね。
でも、もうちょっとだけ。
「I'll Never Fallin' Love Again/DIONNE WARWICK」
元々は音楽大学在学中に、コーラスやデモ歌手として活動していたところ、これまたこのプログによく登場する作曲家バート・バカラックに見出される。
その後はバカラックと組んで、スタンダードナンバーとなる名曲を次々と代に送り出した。
この歌は、ディオンヌの代表曲である。
ちなみに、ホイットニー・ヒューストンとは従姉妹同時である。
「恋よさようなら/ディオンヌ・ワーウィック(1970)」
これも失恋ソングシリーズの一環。
あまりにもどっぷり浸かりすぎたかな。
もうそろそろ止めにしないと、痛みを思い出すばかりかもね。
でも、もうちょっとだけ。
「I'll Never Fallin' Love Again/DIONNE WARWICK」