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TRAINNING MATCH WEEKENDER

どういうわけか、雨と低温に見舞われた週末の練習試合。
土曜日は南公園FCさんとの練習試合。
雨に当たったとはいえ、南公園の芝のグラウンドで出来る喜びを味わってきた。
結果としては負け続けたかも知れないが、取り組み続けている課題については、ある程度の進歩と理解が見られた。
今はその意味がわからなくても、ひとつの考え方として取り組んでくれている事に、少なからず光明を見た。

余談だが、練習試合の前に盛商vs遠野の試合があり、FC卒団生の凌馬が出場していた。

そして日曜日。
玉山さんの御厚意で、矢巾さん、YMCAさん、玉山さんの、全4チームで練習試合を行った。
雨は何とか回避出来、グラウンド状態もまずまずだったものの、風が冷たい。
みんな体調崩してないよな・・・?
ここでも内容的には課題に対する取り組みが見られた。
上手くいく事、いかない事、今は様々あるとしても、今週来週と交流試合が目白押しだ。
そこで確認と応用をしていけるようにしたい。

少しずつでもいいから、確実に一歩ずつ、な。
まだまだ先は長いぞ。
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オリジナル・ラブ in 盛岡

オリジナル・ラブのライブを観に行って来た。
バンドとして盛岡に来るのは17年振りだそうだ。
オレ自身、ライブを見に来たのは、5年前にクレイジーケンバンドを観て以来だ。

あっという間の2時間半。
新譜「LOVER MAN」のツアーだったので、新譜中心のセットリストだったが、過去作品のほとんどがオレの好きな曲ばかりだったので、楽しさ倍増。
ホント、楽しかった。



ということで、新譜のタイトルチューン「LOVER MAN」を貼り付けておこう。
田島貴男という人は、ミュージシャンでありパフォーマーだ。

【映画】ディア・ハンター(1978)

監督:マイケル・チミノ
出演:ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、ジョン・カザール、メリル・ストリープ

1960年代末期におけるベトナム戦争での過酷な体験が原因で、心身共に深く傷を負った若き3人のベトナム帰還兵の生と死、そして3人とその仲間たちの友情を描いている。

製鉄所で働くマイケル、ニック、スティーブン、スタン、アクセル、ジョンは、休日になれば全員で鹿狩りに赴くごく平凡で仲の良いグループである。
そんな彼らにもベトナム戦争の影が迫っていた。
ある日、ベトナムに徴兵されるマイケル、ニック、スティーブンの壮行会がスティーブン、アンジェラ夫妻の結婚式も兼ねて行われた。
式も終わりに近づく頃、突然ニックはリンダに「帰ったら結婚しよう」とプロポーズをする。
リンダは喜んでそれを受け入れた。
翌日マイケルは、鹿狩りで見事な鹿を射止める。
やがて戦場へ。
ベトナムにおけるアメリカ軍は予想外の苦戦を強いられていた。
マイケルは偶然にも戦場でニックとスティーブンに再会する。
しかしベトナム軍の攻勢はとどまることがなく3人は捕虜となってしまう。
この収容先では、リボルバーの弾層に弾を込め、自ら引き金を引いて命の駆け引きをするゲーム「ロシアン・ルーレット」が行われていた。
九死に一生を得た3人は、地獄の戦場を生き延びる事が出来たものの、この戦争体験が彼らを変えていく。



主人公たちの故郷であるペンシルベニア州の田舎町におけるゆったりと流れるようなタッチから一転して、戦場における壮絶な心理描写に切り替わり、183分の長尺を存分に生かした手法が特徴的である。
クリストファー・ウォーケンは、ベトナム戦争の後遺症から心身ともに疲弊し痩せ切った青年を演じるため、1週間米とバナナと水だけを食し続けた。
ジョン・カザールは撮影前に癌を患い製作会社は彼に降板を催促したが、チミノやデ・ニーロが「カザールが降板するなら自分も降板する」と主張したことで降板は免れた。
結果的にカザールは収録こそ完遂したものの、公開を待たずに夭折。
遺作となった本作品がアカデミー賞の作品賞を受賞した。

有名な「ロシアン・ルーレット」のシーンは、息が詰まるほどの緊張感。
テーマ曲であるスタンリーマイヤーズの「Cavatina」も秀逸。
前半のゆったり感からの急激な展開がこの物語の特徴で、退役して普通の生活戻ってきたが、決して元に戻ることの出来ない心の闇と傷を描き出している。
これも必見の名作。
一度はぜひ観て欲しい。

【映画】エクソシスト(1973)

監督:ウィリアム・フリードキン
出演:リンダ・ブレア、エレン・バースティン、ジェイソン・ミラー、マックス・フォン・シドー

1973年のアメリカのホラー映画。
当時は「オカルト映画」と言っていた。
少女に憑依した悪魔と神父の戦いを描いたオカルト映画の代表作であり、アカデミー脚色賞を受賞した。
題名となっているエクソシストとは、英語で「悪魔払いの祈祷師」という意味である。

イラクでの遺跡発掘を調査していたメリン神父は、悪霊パズズの像を発見する。
10年前にアフリカでの悪魔祓いによる死闘を交えたメリンは、「この邪悪な宿敵と再戦する日が近い」と予感する。
そしてアメリカ。
女優のクリスは映画撮影のためにワシントンに滞在していた。
そこで一人娘であるリーガンの異変に気付く。
邪悪な響きを帯びた声で猥雑な言葉を発し、形相も怪異なものに豹変したうえ、荒々しい言動は日を追って激しくなり、ついには医者からも見放される。
その矢先、友人のバーク監督がクリス宅で殺害される事件が発生し、キンダーマン警部補が捜査に乗り出すに至る。
そして、悪魔はリーガンに十字架で自慰行為をさせ、バークの声を使ってクリスを嘲笑する。
娘が悪霊に取り憑かれたと感じたクリスは、カラス神父に悪魔払いを依頼する。
しかしカラスは、精神医学の発達と同時に悪魔はいなくなったと、悪魔憑きに否定的だった。
調査を進めていくうちに、リーガン自身からの救済のメッセージを発見したカラスは、悪魔払いの儀式に一縷の望みを託し、大司教に許可を依頼する。
主任には、悪魔払いの経験があるメリンが選ばれた。
そして2人の神父は、少女リーガンから悪霊を追い払うため、壮絶な戦いに挑む。

キリスト教色の強い国においては、この映画の上映差し止めの運動が起こるなど、話題に事欠かなかった。
イギリスでは近年まで上映禁止とされており、上映後に発生した事件と映画との関連が取りざたされた。
ストーリーを書いていくと、悪魔が取り付いた少女の話と思われがちだが、実はそうとばかりは言えない。
劇中でも「精神医学が発達して以降、悪魔はいなくなった。」という台詞がある。
思春期を迎えた女の子の情緒の不安定さを、悪魔憑きというテーマで捉えている視点もある。
決して、悪魔の存在を肯定する映画ではない。



この映画、実は幼稚園に入る前に一度映画館で観ている。
と言ってもその時の記憶は無い。
なぜなら、その直前に見た「燃えよドラゴン」のお陰で、この「エクソシスト」の記憶が消されてしまっているのである。
今から10年ほど前に映画館で観る機会があったのだが、あの時の記憶が残っていたら、間違いなく今でもトラウマとして残っていたに違いない。
だが改めて見返してみると、間違いなく傑作だ。
単なる「ホラー映画」としては語れない。
ましてや宗教的観念の映画でもない。
度胸のある方は、一度御覧あれ。



余談だが、この映画のテーマ曲として使われているマイク・オールドフィールドの「チューブラー・ベルズ」は、この映画のためのものではなく、既存曲だというから驚きだ。
あまりにもピッタリ過ぎて、イメージが定着してしまっている。

県北地区トレセン 道中記

セーラーも終わって、次の目標へと向き直さねばならない。
早速その一歩として、県北地区トレセンが開催された。
普段見てはいるものの、指導として立ち会ったことの無い選手達との交流は、それはそれは新鮮なものだった。
今回当初は出席予定ではなかったことから、遠巻きに指導の勉強をするつもりでいたのだが、あっさりと指導者メンバーに組み込まれ、U-12を担当することになった。
ワークメニューをあらかじめ打ち合わせし、メニューの狙いや注意点を共有しながら、いきなりだが指導実践に入った。
ほとんど経験が無いオレは、自分でも判るほどにテンパっていた。
要点を伝えることに専念したものの、そこではやはり、自分自身に足りないものを痛感する内容となった。

その中でも、ほんの些細なアドバイスが、見違えるようなプレーに発展した時は醍醐味を感じる。
まだその域まで達していないが、僅かな助言が選手達の「気付き」に繋がるきっかけになることもある。
オレにはまだ「指導」という言葉を使えるほどの力量は無いが、こういった事の積み重ねで少しでも選手が、チームが変わっていってくれればと願っている。

まだまだ勉強不足だ。

セーラーカップ 道中記 おまけ編

おまけという言い方も失礼かも知れないが、今大会を振り返ってのM.O.M,(マン・オブ・ザ・マッチ)を選んでみよう。

大会全体を通して見ると、みんなそれぞれ頑張っていた。
その中で優劣のようなものを付けるのは心苦しい。
オレの勝手な目線ということでご勘弁を。

初日だけで言えば楓雅が最有力だ。
自らも得点し、味方の得点の基点ともなっていた。
特に紫波戦のつぶれ役は特筆。
ところが2日目はおとなしくなってしまい、一歩後退。
次は裕登だが、緑ヶ丘戦でのゴールは値千金。
今の裕登には充分な活躍だが、今後への期待を込め、このゴールだけの評価では選べない。
奎介も充分過ぎるほど、自分の武器を最大限に生かす努力をし、何本もダッシュを繰り返していた姿を評価する。
若干消えていた時間帯もあったことが気にかかり、これも今後の期待を込めて次点としよう。
成良、大飛、晴隆ら5年生組も、役割を全うしようと奮闘する姿は見えた。
しかし、アピール度という点ではまだまだ足りない。
明里は最後まで芝の深さに悩まされ、響希も抵抗の強い芝目に体力を奪われて動きが鈍く、2人の女王は不調だった。

という事で、最後まで高いパフォーマンスを維持し続けた聖斗を選出しよう。
特に評価が高いのは、その運動量とプレーエリアの広さだ。
隅から隅までカバーする献身的な走りっぷりは、見ていて頭が下がる。
試合中の声出しも然り、周りを使う意識と、自分で仕掛ける意識の使い分けが冴えていた。
文句無しの選出だ。
それともう一人、駿太朗を選びたい。
バックラインの裏、すなわちキーパー前のエリアは全てカバー出来ていた。
緑ヶ丘戦での失点が唯一のミスだが、これはキーパーの責任ではないので、ノーミスと言ってもいいだろう。
それどころか、相手のシュートに対するセービングには舌を巻いた。
何点防いでくれた事か。
まさしく最後の砦だった。

さて、もう既に次を見据えているとは思うが、こういった大会での出来事の全てが、これからの自分の糧になっている事を忘れて欲しくない。
経験の全てをプラスに出来るように、志を高く持っていて欲しい。
これから遠征や練習試合の連続で、体力的にも大変かも知れないが、今自分が取り組んでいる事に対する自分自身の気持ちを再確認して欲しい。

みんな、目標を持とう。
そして次へ行こう。

セーラーカップ 道中記 総括編

冒頭から心苦しいが、今年も残念ながら予選リーグを突破することは出来なかった。
要因というものは様々あり、どれかひとつではない。
しかし、ひとつあれば要因として充分機能してしまうから怖いものだ。
そのくせ、勝つ要因というものは、どれか一つ欠けてしまっては機能しないのだから、これまた怖いものだ。

選手達は当然の事ながら、目標に向かって努力していた。
その努力が一歩足りなかった、というにはあまりにも残酷なほどに。
言い訳ではないが、努力値を余分に使用してしまいそうな足元に苦戦していたのは良く知っている。
それが最終戦を戦うだけの体力を残せずにいた、というのはやっぱり言い訳なのだろう。
いきなり明日には体力がつくわけじゃなし、このあたりは少しずつでも前進していくしか道はない。
終盤に足が止まってしまうという状態からの脱却には、選手達の体力強化と共に、指導者側からの意識付けも重要な要素だろう。
最終戦での失点シーンに関しても、「この光景どこかで見た」という事を感じていながらも、的確な助言が出来なかったのは、こちらの落ち度でもある。
実際にプレーするのは選手達だが、その選手達に一歩を踏み出させてやれるだけの何かを与えられていただろうか、と考える。
結果に満足出来なければ、それは反省点として受け止める以外には無い。
改めて責任重大だと思い知った。

最大限に好意的に考えれば、問題点を絞り込んだという事も出来るかも知れない。
最終戦での失点についても、久慈との試合でよく見られた光景だと思えば、ある種の形に対する対処を優先事項として取り組むことも出来る。
結果や経験を次に生かすために何が出来るかを追求することが、これからのFCを形作っていくのだろう。
とにかく、選手達はその時々で出来る事を最大限に表現したと思う。
勝負事の世界で得られた「結果」は、今の現状を示すものだ。
そこに留まるか、先に進むか。
それによって、今後得られる「結果」は変わってくると信じたい。

今のオレには、導くなんて偉そうな事は言えない。
だから共に成長していく事を目指したい。
まだまだこれからだ。

セーラーカップ 道中記 その5

残すところあと1試合。
この試合で勝った方が予選突破となる。
最後の最後で訪れた真剣勝負の場。
この緊張感に打ち勝つことが出来るか?

<第五試合>
江釣子1 6-0 二戸

確かにこの試合、入り方が悪かった。
というより、重かった。
ボールが足につかない。
聖斗にボールが収まらない。
慌てている訳ではないものの、自分達のペースに持っていけない。
隙を突かれて立て続けに失点。
選手を交代しても活性化せず、相手に主導権を握られたまま折り返す。
アドバイスに耳を傾けるその姿は、もはや憔悴と言ってよかった。
気力だけで戦っているようなものだった。
攻めなければいけない状況下で、残り体力を振り絞って攻め続けたが、前掛りになった裏を使われ、失点を重ねた。
無情にも試合終了となり、最後は文字通り力尽きた。

最後の最後までもつれ込んだ展開は、様々な要素が絡み合って、予選突破ならずという結果に終わった。
しかしここで見せた戦いぶりは、次を見据えるための充分な経験になったと思う。
これを「いい経験」だけで終わらないようにするのが指導者の務めであり、選手達の務めでもある。
様々な交流戦を経て、全少に向っての進撃は始まっている。
ひとまず、みんなお疲れさん。

セーラーカップ 道中記 その4

2日目の朝。
恒例の開会式があり、全チームが一堂に集結。
この人の多さにのぼせたのか、試合会場での表情が一様に硬い。
やることは同じであるはずなのに、開会式の雰囲気に飲まれてしまったのだろうか。

<第四試合>
緑ヶ丘 2-3 二戸
得点者:聖斗×2、裕登

昨年度からチームとして良い状態にあった緑ヶ丘。
相当頑張らないと太刀打ち出来ないのではないかと思わせるほどの結果を残して来ている。
選手の学年構成は、二戸とほぼ同じような感じであるため、単純に個々の維持の張り合いが明暗を分けることになる。
開始早々に失点し、早くも追いかける展開。
しかしこれは前日の紫波戦で経験済み。
慌てる事無く、聖斗を中心にボールを広く展開してチャンスを伺う。
我慢のプレーが二戸に同点ゴールを引き寄せ、1-1で折り返す。
ところが、修学旅行明け、前日の3試合に芝の抵抗が重なって、前半残り5分くらいから一気に動きが鈍くなった。
長い距離を何本も走り、フィジカルでも負けず、ドリブル突破もチャレンジし続けた奎介がもう走れない。
ハーフタイムで少しは回復するだろうが、奎介の体力を考慮し、ここで少し気が抜けていた裕登に「説教してやるから来い」と冗談で連れ出し、「必ず出番が来るからアップしとけ」と耳打ち。
後半の序盤で奎介と交代。
その直後のファーストタッチが、相手キーパーのタイミングをずらすループ気味のシュートとなって、ついに逆転に成功。
見事に結果を出した。

yuto_01.jpg

ところがこれで終わらないのが予選の厳しさ。
このまま攻め切ろうとした矢先、裏に抜けてきたボールへの対処が一瞬遅れる。
飛び出した駿太朗も僅かに間に合わず、無人のゴールに叩き込まれてしまい、追いつかれてしまう。
しかしこれも前日の紫波戦で経験済み。
みんなの意志は「攻め切る」だったようで、攻撃の手を緩めない。
勝たなきゃ予選突破出来ないんだから、当然といえば当然の選択だろう。
その意志が、コーナーキックからの聖斗のヘディングを生み、さらに突き放した。
公式大会でのヘディング・ゴールは、亮弥世代の全少で見せた賢心のゴール以来か?
コーナーからのボールを、ほとんど動く事無く待ち構え、充分過ぎるほどに狙いを定めて叩き込んだこのゴールは、今大会で最も盛り上がった瞬間となった。
ヘディングのゴールって、なぜあんなに盛り上がるんだろうか?
そのまま接戦を制し、最終戦・江釣子1との試合に望みを託した。

勝つしかない状況の中で、その目標を現実のものとした二戸。
この時、選手達に圧し掛かる疲労という要素は、確実に選手達を蝕んでいたのだろう。
だが、泣いても笑っても次の試合が全てを決する事実は変わらない。
あとひとつ。
勝った方が突破するという緊張感。
果たして。

次回へ続く。

セーラーカップ 道中記 その3

2勝した二戸。
決して余裕というわけではないが、選手達の表情は明るい。
次が山場である事も忘れ、すぐさま訪れる試合の時を待っていたようだ。
相手は紫波。
オレ的に、いつもボロ負けさせられている苦手な相手。
古くは、幸宏世代でのセーラーカップにて、ベスト4を賭けた試合でコテンパンにやられている。
その後も常に高い壁として目の前に立ちはだかっている印象。
今回はどうだろうか。

<第三試合>
紫波 4-3 二戸
得点者:聖斗×2、成良

審判の担当があったので、試合開始時はその場にいなかったが、担当試合が終わった直後に紫波の選手達が喜んでいる姿が見えた。
「あ、1点取られたな?」と思い、報告書を書き終えて試合会場に向かおうとした時、またもや歓声。
相手が紫波ということもあって、「2点目かぁ。」と思ったら、喜んでいるのは二戸の選手達。
直後に聖斗のゴールで追いついたようだ。
(このあたりの顛末は、動画を撮っておられた保護者の方の素材を観る機会に恵まれる事を期待しています。)
相手の体格差を利用した力技をしのぎ、スピード勝負にもギリギリながら対処。
2試合終えたとは思えない奮闘振り。
すると成良のゴールで逆転。
その後もお互いに一歩も引かない展開だが、僅かな隙を突かれて失点。
すんなりと進ませてくれないのが紫波だ。
その後、聖斗のゴールで再びリードするも、地力に勝る紫波に追い付かれ、さらに終了間際で体力の落ちたところを走り込まれ、無念の失点。
この時、あと一歩のところまで追いかけていたのが奎介だった。
その時の奎介を見ると、失点した直後に空を見上げて悔しい顔をしていた。
「スライディングすれば間に合ったかも知れない」とでも思ったかのように、悔いを残す表情をしていたのが印象的だった。
取られて、取り返して、逆転して、追い付かれて、引き離して、また追い付かれて、逆転されるという、漫画の様な展開。
土俵際まで追い込みながら、最後に力強い決まり手に敗れてしまった。

keisuke_01.jpg

負けた試合ではあったが、この試合は今期のベストゲームだった。
前の2試合で感覚を掴んだのか、聖斗の試合運びは見事だった。
また、この日は要所要所で活躍を見せた楓雅の働きも見逃せない。
前線で「良い潰れ役」になっており、相手ゴール近くで相手ファウルを誘発する働きをしていた。
3点目も楓雅の潰れから得たフリーキックによるもの。

もうひとつ忘れてはならないのが、駿太朗のセービングと飛び出しである。
この日だけでも何点分防いだか判らない程だ。
飛び出しに関しては、味方DFとの連携が不可欠な諸刃の剣だが、タイミングと感覚はかなり掴んでいる。
セービングにおいても、反応の速さに磨きがかかってきた。
次の課題は、ポジショニングと頭上のボールに対する反応だろう。

shuntaro_01.jpg

今回の紫波との対戦は、「ボロ負け」から「惜敗」まで成長したと思う。
これが一過性のものじゃないことを証明するためにも、この試合くらいの意識を常に持てるようにしてもらいたい。
2勝1敗で終えた初日。
翌日に可能性を残し、残り2試合で決する。
その2試合とも全く予断を許さない状況。
負けた時点で終わりという厳しい状況の中、選手達はどこまで気持ちを見せてくれるだろうか。

次回へ続く。
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