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バーモントカップ 県北地区予選 懸案とは?

今回はしつこいくらいに懸案と書いてきたが、では一体何が懸案なのか。
「我の強さ」である。

実はこれは大変良いことなのであるが、今回の試合を見ているとそれが思うように活きていないというのが感想である。
ボールを持ったらとにかく前へ。
ボールを持ったらゴールを目指す。
実に基本的で当然の事だ。
しかし、鵜飼戦の前半や久慈戦を見ていると、その気持ちの強さが自らの視野を狭めているように見えるのである。
点が欲しいばかりに、ボールを持つと前しか見ない。
ボールも前に運ぶ意識しかない。
たとえ相手が正面に立っていようがお構い無しなのである。
去年辺りから聖斗には、相手と正面でぶつかり合ってしまう癖が見受けられたので注意していた。
言われた直後は気が付いているのだが、点を取ろうと焦りだすと途端に忘れて、相手と正面でボールを突き合ってしまう。
たとえ無理矢理でも相手を抜いていける内はいいが、いつかそれは通用しなくなる。
また、「結果オーライだからいいだろう」という考え方をされても困る。
あまりにも自分だけでやってしまおうという意識が強いせいか、味方を上手く使えないのである。

聖斗だけに限らず、響希も、明里も、奎介も、みんな我が強いタイプだ。
それ故、自分がボールを離す時は、シュートを打つ時か手詰まりでどうしようもなくなった時にやけくそで強いボールを蹴る時くらいしかない。
みんながみんなこういうプレーをしていたのでは、ボールが納まった人の所で全てが完結してしまうという、連動性の全く無い試合になってしまう。
それぞれの能力が、全ての局面を打開できてしまうほどの技術を持っていれば別だが。
いや、それでも苦言を呈すだろう。
チームとして戦う以上、自分を貫き通すところと周りと同調するところのけじめを付けられないようでは、上のレベルでは通用しない。
そもそも個人技とは、チーム力として貢献すべきものだ。
その辺の冷静さが無いと、周りの状況すら認識出来なくなる。
久慈戦の延長後半は、まさにそこが現れた場面だったと思う。

実際、相手陣内でのキックインの際、得点を急ぐあまり、ゴール前に味方を固めてしまい、キックインのキッカーよりも後ろに味方が一人もいない状態を作ってしまった。
味方が前に張っているということは、それに対して相手も引いて守るということ。
わざわざゴール前が混雑している状況を作ってしまい、そこに無理に横パスを通そうとしてカットされ、後ろに誰もいないので、カウンターでゴレイロと1対1というミス。
たとえそこでパスが通ったとしても、混雑している状況では出来る事は限られてしまう。
無理矢理にでもシュートを打てば、誰かに当たって入るかもしれないが、それはあくまでも偶然。
行き当たりばったりなのである。
攻めることは大事なことだが、それだけが意識されてしまい、バランスを崩していることに気付いていないのである。
相手も攻めてくるという意識を持たないと、「積極的な守備意識」は生まれない。
何も「引いて守れ」というわけじゃない。
ありとあらゆる可能性を意識しておくことが大事だ。

とにかく新チームの課題である「攻め急ぐ」というところをもう少し修正したいと思う。
我の強さが生み出した「諸刃の剣」といったところだろうか。
武器にも凶器にもなりうるこの特性を、良い方向に向けられるようにしないとね。
時間は無いけど、少しでも修正できるといいなぁ。

何はともあれ、県大会出場おめでとう。
紫波で大暴れしようぜ!
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バーモントカップ 県北地区予選 順位決定戦

既に県大会出場を決めていた選手達に聞いてみた。
「県大会は決まったけど、どうする?相手は久慈だけど、ガチで行くか?」
聖斗は力強く「ガチで行きたい」と答えた。
恐らく、去年は久慈に辛酸をなめてばかりだったので、その雪辱を晴らしたい思いが強かったのだろう。
そんな中、新チームになってからの懸案事項がついに顔を出すことになった。

気合いが空回りしたのか、序盤から連続失点。
1点を返すのがやっとで、前半を終えて1-4。
選手達には悪いが、ひっくり返す要素が見当たらなかった。
しかも1-3の2点差であれば、序盤で1点返せば何が起こるかわからない点差だと思えたのだが、3点差は正直キツイ。
しかし後半に入ると、懸案を残しつつも、それを吹き飛ばすかのような怒涛の攻め。
立て続けに2点返し、1点差に詰め寄る。
ここからの頑張りがどこまで実を結ぶか。
残り時間もわずかなところで、値千金のゴールを決めたのは明里だった。
土壇場で追いついた選手達は、もう久慈に勝つことしか考えていないようだった。

そして延長戦。
前半は両チームとも攻め手無し。
というより、実はこの時点で久慈のペースに乗せられていたのかも知れない。
後半に入ってもスイッチを入れて来ない久慈に対し、勝ちを焦りはじめた事によるミスで失点。
さらに、追いつこうと前がかりになったところでカウンターによる失点。
少しでも追いすがるためにと攻め続けたが、これまたはじき返されて失点。
2分半の間に3失点。
久慈の軍門に下った。

今回、事あるごとに書いてきた懸案とは?
それは次回以降に。

バーモントカップ 県北地区予選 その3

鵜飼戦の慌てっぷりに業を煮やしたアニキが、ハーフタイムに喝を入れたことが功を奏し、続くゆはず戦ではすっかり落ち着きを取り戻したようだった。
実はこの時点でリーグ1位突破が決まっており、県大会出場権も手に入れていた。
しかし当然の事ながら、そんな事は選手達には伝えず、「次の試合に勝つこと」、「代表決定戦に勝つこと」を目標として戦わせた。

二戸 4-0 ゆはず

この試合に関しては、キーパーが脅かされるシーンも少なかったように思える。
攻める事と同時に守備意識も高かったようだ。
ゆはずの攻撃力を抑えたのだから、この試合は守備が安定していたと言っていいだろう。
そして大会唯一の無失点試合。
無失点ということは、守備的なミスがなかったという事。
あるいは、ミスをカバー出来ていたという事だ。
観客目線から言えば、「取って取られてまた取り返して」という乱打戦のほうが面白く感じるだろう。
コーチ・スタッフサイドから見れは、無失点で切り抜けたことの評価のほうが高い。
いや、これはオレだけの感想かも・・・。
「結果は二の次」と言いながらも、コーチとしては勝つ事を期待して、その様に導いたつもりなので、同じ勝つにしても失点が無い勝利の安心感は筆舌に尽くしがたい。
無失点ということは、相手に攻撃のチャンスを与えなかった、あるいは対処出来ていたという事。
相手に攻撃のチャンスが無ければ、失点する危険も少ないと言うこと。
これは「守る」という事ではなく、常に自分達が主導権を握り、相手ボールの時間を極力少なくすることで実現してもらいたいことだ。
引いて守るのではなく、相手にボールを与えない意気込みでプレーすること。
オレの勝手な「0失点理論」である。

今までのように、ただがむしゃらに無理な攻撃を仕掛けたのでは、相手だって守る意識も芽生える。
そこでボールを奪われてカウンターという場面がお決まりの新チームにおいて、この試合だけはちょっと違った気がした。
これが良いイメージで定着してくれればいいのだが、そう簡単にいかないのがこの年代の難しいところだ。
その懸念材料は、次の順位決定戦で白日の下に晒される事となった。

バーモントカップ 県北地区予選 その2

別会場で行われた大会でのU-12の自立ぶりを確認し、FCを巣立っていく準備が出来ていると感じた土曜日。
翌日の日曜日は一転して現役世代の真剣勝負の場。
言い知れぬ不安と期待感の中、2日目の鵜飼戦、ゆはず戦を観た。

言い知れぬ不安のひとつが現実になったのが鵜飼戦。
前半を折り返したのだが、選手達の慌てっぷりたるや、目に余るものがあった。
まあ足元のおぼつかない事といったら・・・。
小学校の廊下にワックスを塗る日、わざとたっぷり落として滑って遊ぶあの感覚。
いや、この表現はオレと同世代以上の者にしかわかるまい・・・。
とにかく、慣れない無重力帯にでもいるような、安定しない足元。
それに加えて、先制点が欲しかったのだろうが、ボールを持てば前しか見ない頑固一徹ぶり。
焦りが焦りを生み、自らが苦行を選んだかのようだった。

ハーフタイムでアニキが一喝。
「何をそんなに慌ててるんだ?」
自滅している事を指摘しているのだが、自分達のリズムを作れない苛立ちなのか、話半分に聞く選手が多く、とうとうブチキレ。
「目の前の試合に集中出来ないヤツが、『今日は2試合とも勝つ』だって?冗談じゃねぇよ!!」
さすがにこれには選手達も驚いたのか、後半はまるで別人。
落ち着きを取り戻し、終わってみれば、

二戸 5-4 鵜飼

結果は良しとしても、課題・修正点があらわになった一戦だった。
そして、結局この試合でも4失点している。
守備の問題ではないこの一件は、辛口レビューの時に書く事にしよう。
ある意味この問題は深刻なもの。
今の内に修正しないと。

バーモントカップ 県北地区予選 その1

急ぎ足で始まったバーモント。
軽米、大更、葛巻、鵜飼、ゆはず、二戸の6チームブロックで戦うことになった。
もう一方は、滝沢、浄法寺、安代、久慈、長内の5チーム。
個人的にはチーム数の多いリーグに入った事をラッキーだと思う傾向にある。
なぜなら試合数が多くなるからだ。
一試合でも多く試合が出来る事は、経験値も多く稼げるということ。
何しろ、とにかく試合したがる子供たちだから。

一日目はU-12の帯同で、試合を見ることは出来なかったが、2勝1分の負け無しで折り返したと結果報告を受けた。
前回のバーモント予選を見る限り、どの対戦相手にも苦戦すると思っていた。
チームの実情に個人的な懸案があったからだ。
それはまた後日詳しくレビューするとして。
二戸 3-3 軽米
二戸 5-3 大更
二戸 7-3 葛巻
軽米、大更は、前回のバーモント地区予選を見て、苦戦を予想していた。
葛巻も先日の練習試合で、一筋縄ではいかないと思っていた。
どのチームも、チームとしてのスタンスがはっきりしているのである。
その点、二戸はまだまだ行き当たりばったりなところが多い。
結果、見事にどの試合も3失点している。

ともあれ、一日目を1位で折り返した。
見てない試合のレビューは出来ないので、今日のところはこの辺で。

次回以降は、実際に試合を見てのレビューを交えるので、厳しく指摘するところは指摘して、自分自身の材料にもしようと思う。

明日はバーモント予選

つい先日ネタにしたばかりだと思っていたが、早くも明日はバーモントの県北地区予選の初日だ。
初日はU-12のほうに帯同するので予選を見ることは出来ないが、良い経過報告を聞きたいものだ。
前にも書いたが、聖斗がキープレーヤーではあるが、聖斗一人のチームではない。
もちろん聖斗に気を使う必要もない。
一緒のチームで、同じピッチに立って戦う者同士、何も遠慮する必要はない。
お互いがお互いの希望を伝え合い、考え方の違いを少しでも小さなものにするために、もっともっとコミュニケーションをとってもらいたい。

さて、選手には大いなる期待を込めておこう。
少なくとも、「初日で県大会の可能性が無くなりました」という報告だけはしないようにな。
二日目にはオレも行くので、最低でもその時まで可能性を残しておいてくれよ。

予選に向けて

ろくな準備も出来ないうちに始まるバーモント。
それはどこも同じ条件なので、泣き言は言っていられない。
実質、新チームの初陣として、その準備の様子をほとんど見ることが出来なかったため、先日の葛巻さんとの練習試合は貴重な材料となった。

好感触として捉えることが出来たのは、奎介の復帰である。
さすがにまだフルで使えないし、往時のスピードには程遠いが、要所要所で相手の脅威になるプレーが出来ている。
長い時間は使えなくとも、ポイントとして使うには充分な回復振りで一安心である。
もうひとつが聖良の台頭。
ミルマエ・フットサル・フェスタの時から思っていたのだが、聖良は実にまじめだ。
言われた事にとにかく全力で取り組む。
この短期間での伸びしろは驚異的だ。
ボールに対しての執着は、6年生にだって負けてはいない。
出場機会は充分にあると思っている。
聖斗は言うまでもない安心感。
響希は絶対的な安定感。
明里はこの日、滑るフロアに手こずっていたようだが、ポジショニングの良さは見えた。
楓雅も一頃に比べてハードワークするようになってきたし、裕登も積極的に仕掛けるようになってきた。

ただし、及第点にはまだ遠い。
ボールや人に釣られて真ん中のエリアを空けて危ない目にあったり、ボールを離すタイミングが遅くてカウンターを食らったりと、試合中の懸案はまだまだある。
プレーが一つ一つで終わってしまうのも気になる。
取られたボールを取れ返そうと下がって来ない。
等々、数え上げればキリがない。
全てをパーフェクトという訳にはいかないので、問題点をひとつずつ潰していくしかない。
そのためにはプレーする選手達の意識が大事だ。
真剣勝負の場なので勝つことを目標にするのはいい。
しかし、そのためにやるべき事というものをもっともっと意識して欲しい。
意識、気持ち。
とりあえず、この二つだけでも持って戦いに臨もう。

さあ、やるぞ!

練習試合 in 葛巻

今年から変更になった日程によって、早くもバーモントカップがやってきた。
11月に今年度の県大会が終わったばかりだというのに、来年度としてのバーモントがもう始まる。
ほとんど準備が出来なかった中で、どれだけのことが出来るかが注目される。
U-11としての活動は少なからずやってきていたので、それほど混乱することはないと思う。
それでもやっぱり「万全」ということはないので、心配の種を持ちながらの大会になることは、いつもの事なのだろう。
そんな懸念材料を白日の下にさらけ出すいい機会を、葛巻さんのご好意によって用意して頂いた。

やってみて思うことは、「可もなく不可もなく」。
これという大きな武器が無い代わりに、大崩れする心配も少ないという、ある意味難しい状態。
ある程度戦えるとは思うが、県北の3枠に入れるかというと、現状では正直微妙だ。
今週しか時間が無いので、修正出来る点は限られてくる。
しかし、すぐにでも出来る修正は、気持ちを強く持つことと声を出すことだろう。

オレ的に一番心配なのは、チームの拠り所が偏ってしまうことだ。
今度のチームは、間違いなく聖斗がキープレーヤーになる。
それは明白だ。
だが他のプレーヤーが、聖斗のプレーの結果でしか動けなくなってしまうことが怖い。
積極的に聖斗を助けようというプレーになりづらいのである。
そのため聖斗との距離を空けすぎてしまい、結局は聖斗がキープせざるを得なくなる、という悪循環に陥る危険性が高い。
同じフィールドに立つ選手は、自分もプレーしているんだという自覚を持って、もっと積極的に聖斗に声をかけることが大事だ。
聖斗がキープレーヤーであることは間違いない。
だが、決して聖斗のチームではない。
他の選手達も、もちろん聖斗本人も、そこだけは見失わないでもらいたい。

あとは自分が出来る事を精一杯やるだけ。
欲を言えば、自分の能力以上の事をやろうとする意識を見せて欲しい。
それが努力というものだ。
チームは決して悪い状態ではない。
チームとして戦うということを忘れず、誰に遠慮することなく、自分自身の戦いとして臨んでほしい。

さて、行くぞ!

【笑い】これ、なんですか?/スネークマン・ショー

まさに大人のギャグ。
子供にはちょっとわからないかな。
いや、今時の子供は耳年増だからわかるかも。



ちょっと前には自動販売機もあったが、今じゃコンビニにさえ置いているんだよなぁ。
そのうちTENGAもコンビニに置くんじゃないか???

気が付けば、もう予選

選手・保護者の方々には既に伝わっている2015年度の日程変更。
早々とバーモントの地区予選が今月末に始まる。
そして早々と2月には県大会が開催される。
ひとつの大会が既にスタートしているのである。
お世辞にも選手層が厚いとは言えない新チーム。
それぞれが能力を持っているとはいえ、全てを同じパフォーマンスで行くことは不可能だ。
上の年代が頑張るのは当然の事として、もっともっと下の年代からの押し上げがないと活性化しないし、選手層も厚くならない。
それだけに、今回の奎介の離脱は大きすぎる。
相当な痛手であることは間違いない。
もちろん、残されたメンバーでやれるだけの事をやるしかないのだから、泣き言は言っていられない。
奎介には「フットサルは任せたから、外のシーズンの時はオレの椅子を用意しとけよ。」というくらい気楽に考えてもらって、今は治療に専念してもらうとしよう。
どうせ復帰したらがむしゃらに走ってもらわなければならないのだから。

さて新チームのみんな、準備は出来てるか?
オレの言う準備とは「覚悟」の事な。
覚悟を決めて目標に向けて全力で取り組むこと。
それだけだ。
やるからには悔いを残すような事だけはしないで欲しい。
いきなりの真剣勝負の場だが、全力で行こうじゃないか。
誰に遠慮する必要はない。
試合に出たけりゃ、その気持ちを示せ!

さあ、やるべ!

そういえば、年が明けてからまだみんなに会ってないな。
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