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【映画】殺人の追憶(2003)・私的映画紹介シリーズ FILE.04

「殺人の追憶」

出演:ソン・ガンホ、キム・サンギョン
監督:ポン・ジュノ

1980年代に実際に韓国で起こった連続殺人事件をモチーフに、当時の世相や警察の体質をも描きこんだミステリーの大傑作。

正直言って「韓流」には全く興味が無い。
当然の事ながらK-POPも同様だ。
文化成熟度を低く見ているわけではないが、音楽や映画といった大衆芸術文化ではまだまだ日本のほうが優れていると思っていた。
ところがこの映画を観て、その思想は脆くも崩れ去った。
観終わった後に思った。
「今の日本映画界は、束になってかかってもこの映画には勝てない。」と。
ストーリー、演出、演技、構成。
全てを取っても日本映画のレベルはこの一本の映画にかなわない。
映画に関して言えば、韓国映画のほうがレベルがずっと上だ。
「やられた」という感情よりも、映画の出来の良さに拍手を贈りたい気分になった。
あまりにも傑作すぎて、結局は映画館で3回観ることになった。
黒澤明の時代の東宝映画のような重厚さがあり、久しぶりに映画らしい映画を観た。
お世辞抜きに、10年に1本の傑作だ。

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二戸FC ここまでの苦言

次のステップに進むためには、「良くやった」、「頑張った」だけではいけないものもある。
今回はあえて、現状の二戸FCに苦言を呈してみよう。

これは今年に限ったことではないが、今年は顕著に表れているような気がする。
オレが一番気にしていること。
「スタメン組と控え組の意識の差」である。
あまりこういう分け方をしたくないのだが、便宜上使わせて頂く。
語弊があったり、誤解を生んだりするかもしれないが、恐れずに書いてみたいと思っていた。
試合に出場する機会が多いスタメン組は、その分経験値も稼げる。
上達への条件は、控え組よりは整っていると言えるかもしれない。
しかしスタメン組は、スタメン組になるまでの過程というものをしっかりと踏んで来ている。
この点で、ほんの少しの差かもしれないが、スタメン組は努力を結果として出したといえよう。
もちろん控え組がサボっていたわけではないが、残酷な事に結果というものは形になって表れてしまうものだ。
それは結果であるから何も言えないはずだし、こちらから何も言うつもりはない。
オレが一番気にしていることは、控え組は自分を「控え」としか認識していないという事だ。
それは練習や試合前のアップの時点ではっきり表れている。
「試合に出たいか?」と聞くと、取るものも取らずに全力で「出たい!」と叫ぶ。
だが実際に試合に出してみると・・・。
一言で言えば「準備不足」なのである。
ユニフォームを着て、スパイクを履いて、レガースを付ければ準備OKなのではない。
試合に出たら自分が何をするのかをしっかり把握しておかないと、ただ試合時間にフィールドに立っていただけということになりかねない。
それは自分自身に負けることと同義だ。

最近監督が口酸っぱく言っている。
「必要の無いヤツはここには連れて来ない。選手登録をしてここに来ているという事を自分自身で考えてほしい。」と。
試合に出るチャンスが与えられなかったとしても、自分は必要とされているんだという事を理解して欲しい。
試合に出る人だけで戦っているんじゃないんだという事を判って欲しい。
監督が誰を出すか迷うくらいに意識の差を縮めて欲しい。


余談。
なにやら先日の試合中にベンチで一悶着あったらしい。
相手選手を揶揄する発言があったそうだ。
はっきり言おう。
負けている状態で相手選手の悪口を言うなんてカッコ悪すぎる。
負け惜しみにしか聞こえない。
そもそも追う立場なんだから、そんな口が聞ける状態であってはいけないはずだ。
相手がどうのこうのじゃない。
自分がどうするかだ。
自分の主張はプレーで見せろ!
もちろん練習や普段の生活態度でも、な。

全少、初戦に沈む

今年の全少は、トーナメント初戦の対水沢戦を3-6で終え、南公園のグラウンドに沈んだ。
個人的には勝手に次の試合まで予定していたのだが、トーナメントという性質上、必ず白黒ついてしまうという残酷な現実を思い知らされる結果となった。

試合を振り返ってみると、スコアとは裏腹な感想である。
ゲーム展開という意味では、パスを回してゲームを組み立て、サイドをえぐっては中央で合わせるという、いわゆる「形」が出来ていたのは二戸だったと思う。
これまでに無かった中盤を飛ばして裏に抜け出す相手の戦術にハマったという印象が強く、力的には五分かそれ以上だったと自負している。
もちろん結果的に負けた事には不満はあるものの、二戸FCのカラーというものがはっきり見えた、収穫の多い試合だったと思う。
何しろ3点取ってるんだからな。

やや1人で責任をかぶってしまっている感のあるゴールキーパー・マダイには言ってやった。
「出てしまった結果にはこだわるな。こだわるのはこれから出そうとしている結果だ。」と。
終わった事は変えようがない。
しかし、これから出ようとしている結果は変えられる可能性がある。
ここで味わった結果を、いかにしてこれからに役立てられるかで今回の結果の意味が違ってくる。
そう。
何事も経験。
経験から得られるものの大きさを実感出来る日が来ると信じている。
リベンジのチャンスはまだまだあるのだから。

さて、ここで今回のヒーローは誰だ?のコーナーに行きたいところだが、今回は悩んでいる。
実はオレ的なヒーロー候補が4人もいる。
なので1人を選ぶことはやめにした。
今回のノミネートの4人はこちら。
1・中盤を飛ばしてくる相手を手玉に取るほどに、文字通り中盤を1人で完全支配していたリョーヤ。
ryoya.jpg

2・今回最も体を張り、相手ボールすらマイボールにしてしまう執着心を持ち、写真を撮ることも忘れさせてしまうほどの美しいヘディングを決めたケンシン。
kenshin.jpg


3・ディフェンスとしての自覚に目覚め、積極的なヘディング、ある一時ではあったものの驚異的な球際の強さを見せたリューシン。
ryushin.jpg


4・自分の狙うべきエリアを理解し、パスを誘導するスペースへの走り込みを何度も見せ、アシストも記録したアユム。
ayumu.jpg


以上の4人だ。
オレ個人の評価なのでチーム的な評価ではないが、身勝手なオレの評価が選手の発奮材料になったり、チーム内の競争に繋がってくれればと思っている。

これからもどんどん勝手なことを書くぞ。


それにしても二戸FCには6年近く関わってきたが、公式戦で1試合にヘディング・シュートを2本も見られたのは史上初ではないだろうか???

全少予選リーグ・レビュー

予選リーグも無事に終わり、蓋を開けてみれば3勝1敗で2位通過。
トーナメントへの進出を決めた。
その陰で、毎度毎度練習試合を組んでもらっていたライバル(オレが勝手にそう思っているだけかも)チームである「ジュニア・アントスFC」さんがリーグ敗退という結果となってしまった。
懇意にしてもらっているチームが目の前で敗北を喫する。
これが勝負の世界というものだ。
こっちが敗退する可能性だってあったんだから、的確な表現ではないが「明日はわが身」なのである。
予選を戦い敗れていった相手の分まで戦うのが、勝ち上がった者の礼儀というものだ。
とにかく全力を尽くしてくれたまえ。

試合内容に目を向けてみると、予選2日目の戦いぶりに驚愕している。
本当の意味での「チーム」になっていた気がするからだ。
全員がやるべきことを全力でやろうとしていた様だった。
そうすれば結果はおのずとついてくるものだ。
勝つ事も大事だが、勝つために何をするかということのほうが大事だ。
今回はみんなそれが出来ていた。
だから結果が出た。
単純なことだが、それが全てだと思っている。

そこで、今回の予選リーグでのヒーローは誰か?
オレの視点からのヒーローは、攻守にわたって走り続けたリョーヤではなく、ゴールを量産したケンシンでもなく、諦めることをせず最後の最後まで体を張ってハードなプレーをし続けたタカラに決定だ。
決定的な場面には絡まなかったものの、積極的にヘディングや胸トラップにトライし続け、土のグラウンドにもかかわらずスライディングすることを躊躇しない強い気持ちを持ち続けたことを高く評価する。
周りのフォローが遅いこともあるが、ボールを持ったら何人に囲まれても絶対に取られない気迫と、持てる能力を最大限に出そうという意識を持ったプレーが光っていた。

是非ともトーナメントでも大いに暴れて欲しいものだ。

takara.jpg

全少、始まる!!

さて、いよいよ始まった「全少」。
3大コンペティションの1発目だ。
既に2試合を戦って1勝1敗。
オレ的に「可もなく不可もなく」という評価だ。
テストで言うところの「65点」ってところだろうか。
松本ちえこの「恋人試験」ってかwww
・・・・・・・。
いや、恐らくは父母の方々でもこの歌は知らないだろうな・・・。
気を取り直してレビューしてみよう。

毎度の懸案事項であった「スロースターター」の持病は、今回はとりあえず回避されたようだった。
初戦をきっちりと勝ち切るところは、結果だけでなく内容も加味してほめられるものだ。
特にリョーヤの2点目は美しい連携だった。
ショーゴのトラップミスからの混乱が招いたものではあったが、自分自身のフォローと周りのフォローがうまく噛み合った瞬間だった。
得点シーンだけではなく、特に後半はゲーム自体の主導権を握っていた。
つまりは能動的に動けば必ず風はこちらに吹くということだ。
その能力は充分に備わっていると思っている。

だが!
負けてしまったアントス戦では、全てが後手に回っていた印象がある。
相手がやろうとしていることを見てしまい、相手の仕掛けに振り回されていたように見えた。
そうではなく、相手のやろうとしていることを少しでもやりづらくするために、たとえかわされると判っていても、30cmでもいいから相手に体を寄せて、自由にプレーさせないようにするという気持ちをもっと持って欲しかった。
バウンドボールの処理ひとつ取っても同じことが言える。
バウンドが落ち着くまで待っていては、相手に突かれてボールを失う危険がある。
主導権を握るとはボールを支配することに繋がっている。
だからこそ頻繁に「先に(ボールに)触れ!」と指示を出している。
先に触りながらも、結果的にコントロールミスでボールを失ったのなら何も言わない。
相手の出方を待って、相手に主導権を握られて、いいようにやられるのはいただけない。
この辺の意識改革は根気良くやっていくつもりだから、これから少々厳しい物言いもするかもしれない。
意識ひとつで変わるものもあるから、「勝ちたい」と思うなら真剣に考えてみよう。

あと二つ。
この二つを勝って、芝のグラウンドでプレー出来る喜びを味わおうじゃないか。

【音楽】プライマル/オリジナル・ラブ(1996)

スローテンポだって負けてはいない。
ドラマの主題歌に使用されたので、知っている人は知っているだろう。
独自路線から少しだけ大衆寄りになった頃の名曲。

これまた余談だが、数少ないカラオケレパートリーにしている。
だが歌う機会はほとんど無い。
もっぱら運転中の擬似カラオケで一人歌っている。



「PRIMAL/ORIGINAL LOVE」

【音楽】接吻 -Kiss-/オリジナル・ラブ(1993)

最近はこういったミディアムテンポの歌で真っ向勝負するミュージシャンがいなくなってしまったなぁ。
歌もそうだが、演奏も「プロの仕事」って感じのものが少なくなった。
今じゃコンピューターで打ち込みすれば、それなりのものは誰にでも出来る時代。
しかし「プロ」の称号を得られるものがどれだけあるだろうか。

余談だが、数少ないオレのカラオケレパートリーでもある。



「Seppun -Kiss-/ORIGINAL LOVE」
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