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2012 FUTSAL APPICUP QUARTER FINAL vs HFC SANTA

思えば去年もトーナメント1回戦がターニングポイントだった気がする。
ここで勝ったことによって勢いづくという展開は今年も同じなようだ。

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さて準々決勝は、姉妹チームとも言える「HFC SANTA」。
特に繋がりの強い相手との試合はやりづらいのかと思いきや、やりづらいのは相手のほうだったようだ。
何しろ、前日にはトーナメント組み合わせ表をにらみつつ、「1位通過してファクサーとやろうぜ!」という覚悟のような発言が飛び出していた。
こっちは特に気負うこともあせることもなく、

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試合そのものはやっぱり固い試合だった。
もっとも厄介なのはやっぱり「ツバちゃん」だ。
当然ユウヤをはじめ、その周りにも実力者が揃っている。
侮れない一戦だった。

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一進一退の攻防の中、この試合の殊勲は「まっさ」の勝ち越しゴールだろう。
いつもいつも怒鳴られながら、それでも必死になってチームに貢献しようとする姿勢が実を結んだ瞬間だった。
ただ怒鳴られているだけのオレとは大違いだ。
押し問答的な試合の末、押し切ったのはファクサーのほうだった。
横綱相撲とは言えなかったが、拮抗状態を抜け出す力はあると実感した。
1点差ゲームをものにするということは、地力の向上に他ならない。
綺麗事ではなく、勝負の世界においては勝つことこそが至上であり、勝つために戦うものではないだろうか。
そんな勝ちへの意識が結果を残したと思いたい。
「ひとつ抜け出す」ということの難しさを認識するとともに、今のファクサーにはそれが備わっているとも実感できた。
こうも強いチームとばかり戦っていると、経験値もそれなりに上がるものなんだろうね。

トーナメントまで来ると、どことぶつかっても楽な試合なんてありゃしない。
「険しいからこそ登る山」的な、いわゆる「クライマーズ・ハイ」になっているのかもしれないな。

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F.C.FACCER 2  - 1 HFC SANTA
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2012 FUTSAL APPICUP KNOCKOUT ROUND 1st STAGE vs Testado

夢見心地的な戦いも終わり、いよいよノックアウト・ラウンドの始まりだ。

それにしても、試練というものは終わるまで続くものだと痛感。
ひとつ乗り越えても、次には新たな試練が待っているもの。
人生と同じか・・・。
そんな「らしくない」つぶやきはこれくらいにして、現実の相手に目を向けよう。
トーナメント初戦の相手は「Testado」。
2007年大会の準決勝で叩きのめされた相手だ。

何の因果か、予選大会でも対戦している相手だが、昨年の準決勝で4年前のリベンジを果たしていることから、苦手意識はだいぶ薄れていた。
年齢的なアドバンテージもファクサーにあると思ってはいるが、何しろ相手は百戦錬磨のベテラン揃い。
試合巧者という言葉がぴったりだ。

取りつ取られつを繰り返し、相手に奪われたゴールは、対戦相手ながら「ゴラッソ」と唸るスーパーゴールだった。
浅里曰く「あれは無理」の一言。
この試合、結構当たっていた浅里ですら無理だったのである。

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さらにウチの女子メンバー・ひっちゃんに不幸が襲いかかる。
自陣ゴール前でのポジション争いで、相手選手を手で押さえたというジャッジでペナルティ・キックを献上してしまう。
不可解かつ理不尽なジャッジではあったが、審判の判定なので文句は言えない。
ポジショニング対決には定評のあるひっちゃんの不幸であった。

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さらにはファクサー不動のFIXO・オグが負傷退場。
ボールをすくいながらジャンプで密集を抜けようとしたところを、ボールと一緒に体ごと更にすくわれてしまい、腰からフロアに落下。
動くのもままならないほどに痛んでしまい、暗雲が垂れ込める。

結局2-2でPK勝負へともつれ込む。
ウチのスターターはコーキ、ひろみちゃん、タカユキの3人。
今回はオレも選手登録しているため、Sudden Deathに入った時のキッカーになる覚悟は出来ていた。
みんなには失礼だが、最悪の場合「オレまで回ってきて、オレが外して泣き崩れて、みんなに抱えられながら幕を閉じる」というシナリオをも描いていた。
そんな自己中な感傷は全く意味のないものだったのだが・・・。

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ここでの殊勲は2本目担当のひろみちゃんであろう。
兎にも角にもコースが素晴らしかった。
しかも相手の2本目キッカーの女の子が外した後だっただけに、破壊力抜群のキックだった。
3人目のタカユキも鬼畜コースに鬼畜スピードのボールを蹴りこみ、勝敗は決した。

ファクサーとしては、この試合あたりから試しはじめたことがあった。
その試行は決勝戦で実を結ぶことになるが、詳細は決勝戦レビューで。

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さて、Testado相手に公式戦2連勝。
これによって2連覇への道筋が見え始めた。
意識もし始めた。
そう、今大会のターニングポイントは間違いなくこのTestado戦だと思っている。

F.C.FACCER 2 (3) - (2) 2 Testado

2012 FUTSAL APPICUP QUALIFY ROUND 3rd STAGE vs グランデ

2勝してほぼトーナメント出場を決めたファクサーだが、試合をするという行為のなかで、手を抜くことが出来ないのもまた持病のようなものだ。
いい意味でね。

そんな中での第3戦。
これまた磐石の戦いっぷりという以外に表現が無い気がする。
決勝大会の中では一番磐石な試合運びだったんじゃないかな。
それゆえに「これ」という場面が思い浮かばないのも困ったものだ。

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全体的な印象にも繋がることだが、この試合のように「穴」というものが無かった気がする。
誰が出ても、どんな戦術でも、何もかもが当たって、全く付け入る隙が無い。
そんなチーム状態になっていたような気がする。
最初のレビューでも触れたが、「いつの間にか勝っていた」という表現しかないのである。

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唯一覚えていることは、この試合に臨む姿勢として「翌日のトーナメントは1位枠に入ろう。」というもの。
結局はもの試合も7-0で勝利し、グループ1位通過をモノにした。
振り返れば、今年は全勝のチームが多かったようだ。
結局は勝つところが勝つということだろう。
予選大会でのパーフェクトランダム抽選の醍醐味もアリといえばアリなのかなと思うところもあるが、組み合わせの妙、抽選の幸・不幸も、実力勝負となる決勝大会になれば、あからさまにチーム力というものが顔を出すものだ。
そんな中を勝ち上がるファクサーは、手前味噌だがやっぱり強いのだろう。

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翌日のトーナメント1回戦の相手も確認しないままホテルに帰り、優勝した昨年と全く同じ行動を取りながら、ジンクスを気にしていたオレらに飛び込んできたのは、「初戦・Testado」という現実だった。

F.C.FACCER 7 - 0 グランデ

2012 FUTSAL APPICUP QUALIFY ROUND 2nd STAGE vs チームそふてぃーず

初戦に勝利することで調子づいたファクサーは、もはやグループリーグ突破は約束されたようなものだった。
誰一人浮かれることなく、誰一人心配することもなく、じつに冷静というか悟りの境地にいる様だった。

第2戦もそんな落ち着きが感じられる試合運びだった。
失点こそしたものの、終わってみれば9-1の圧勝。
タカユキの独壇場と化した。
今でも覚えている。
「オレ、今日で15点取ります。」
結局それに近いくらいに取ったんだから、スゴイの一言に尽きる。
もちろん全メンバーの頑張りが勝利を呼び込むものである事は間違いないのだが。

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ところがここで事件が起こった。
何と残り時間2分でオレが出場したのだ。
決勝大会への出場は、初参加の2004年大会以来、実に8年振りとなった。
前回は負け試合・敗退決定の後始末的な出場だったが、今回は勝ち試合だ。
何も出来るはずがないと思いつつも、精一杯やることだけを決めていた。
そんなオレでもシュート1本放つことが出来た。
チーム1の大砲・タカユキですら、「そこから撃っても絶対入らねぇだろ!」って場所から撃ってしまう慌てっぷりは、他チームの仲間たちの注目の的となった。
案の定、終わってからみんなに突っ込まれた。
ま、それもいい思い出ということで。
そのまま試合終了まで出してもらえたんだからな。
しかし、随分みんなに気を使わせているなぁ・・・。

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オレが出ることによって、もう絶対に負けないという状況を作られた相手チームに成す術無し。
連勝にてトーナメント進出に大きく前進したのであった。

今回は試合毎のヒーローという要素が薄かったので、掲載写真はランダムです。
当然オレの写真はありません。
否、1枚あったぞ。

F.C.FACCER 9 - 1 チームそふてぃーず

2012 FUTSAL APPICUP QUALIFY ROUND 1st STAGE vs アニータ

実の所、今回は選手登録できたお陰か、試合を客観的に見ることが出来ず、入り込んでいたこともあって、覚えていない部分が多い。
初戦の「アニータ」戦もそのひとつだ。
このレビューは、撮影されている動画を観ていない状態で書いているので。色々と間違っていることもあると思うがご勘弁を。

グループリーグ初戦の相手は「アニータ」。
2005年大会で初めてファクサーが決勝トーナメントに進出した時に、トーナメント初戦で立ちはだかった相手である。
その時は確か0-3の完敗。
フットボールからの延長に若さと勢いで勝ちあがってきたファクサーに、「フットサル」でねじ伏せられた記憶がある。
しかし今回、メンバー達にはちょっと失礼な話なのかもしれないが、「いつの間にか勝っていた。」という印象だった。
良く言えば磐石な戦い振りだったという事だ。
失点こそしたものの、3-1の快勝。
不安感は一切無かった。

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「連覇は無理かも・・・」という台詞がメンバーから発せられるなか、試合となれば勝ってしまうファクサーに、勝者のメンタリティというものを見た。
オレ個人的には、この勝利で連覇への足掛かりは出来たと思っている。
最低でも初日で消えることは無くなったという実感もあった。
去年あたりから感じることだが、ゲーム前のプランニングが出来ているようだ。
展開の予測とその対応。
それが充分に出来ている。
それこそが「強さ」なのかもしれない。
印象の薄い試合ではあったが、スロースターターであるファクサーにとっては、勝ち切ることによってチームコンディション調整にもなったようだ。

オレ的には、ただ「代表」というだけで甘い汁をすする事が出来そうな予感に、せめてオレに出来ることのひとつでもしなければという気持ちにもなった。
メンバーが素晴らしいと、一緒にいるオレとしても恥ずかしいことは出来ないという緊張感もある。
役に立たない心苦しさもあって、意外と楽なポジションじゃないのよ。
代表なんてさ。

とにかく偉業への道筋は出来た。
後は進むだけ。
やっちまおうじゃないか!

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F.C.FACCER 3 - 1 アニータ

APPICUP 2連覇達成!!! 個人向け熱烈全体レビュー編

正直に言おう。
2連覇というものが簡単な事ではないことは判っていたが、戦いを見ていて「ここで終わるか?」という様な不安感は全くと言っていいほど無かった。
「負け」がイメージ出来なかったのである。

予選から鬼のようなグループに入り、最後の最後まで試練の連続だった。
変な言い方かもしれないが、決勝大会のグループリーグが一番楽だったんじゃないかな。
何しろオレを出場させてもらえるだけの余裕があったんだからな。
トーナメントに入ってからも強敵の連続で、いつぞやこのブログでも紹介したPCエンジンのRPG「邪聖剣ネクロマンサー」の、4連続ボスバトルの様なキツさがあった。
(・・・続き書かなきゃな。)

2連覇を目指すにあたって、ゲン担ぎをしなかったと言えば嘘になる。
昨年と同じホテルに泊まり、昨年と同様に浅里に車を出してもらい、昨年と同様に「アルテ・マルカン」で買い物をし、昨年と同じコインランドリーで洗濯をし、昨年と同じ「TSUBOHACHI」で夕食を取る、という徹底振り。
実は見えない力にもすがっていたのかも知れない。

しかし振り返ってみると、すごい顔ぶればかりと対戦してきたことがわかる。
そしてそれらは、以前ファクサーが辛酸をなめさせられたチームばかりである。
「TEMPO-BONITO」
「Testado」
「アニータ」
「Killimanjaro Sport」
「HFC SANTA」
いずれも一度は平伏した相手だ。

もちろんこれだけの相手を打ち破ったのだから、見えない力にすがる部分があったにしても、実力的には優勝出来る力を持っていたと自負したい。
ちょっと言い過ぎかもしれないが、今まさに「ファクサー時代の到来」を実感している。
「負け」のイメージが出来なかったのはそのためだろう。

オレから見れば「最高の仲間に恵まれた」の一言なのだが、全てがチームメイトの力とは言え、数年前から悩まされてきた膝の持病にも耐えて、ここまでやってきたことの意味は大きいと思うし、心底ここまでやってきてよかったと思っている。
そして「もうやめられない」という意識でもある。
個人的な課題・目標というものもあるしね。

せっかくだから目指そう、3連覇!!
そして目指すぞ、決勝大会でのゴールを!!

APPICUP 2連覇達成!!! 外部向け冷静全体レビュー編

そんなにうまくはいかないだろうという、身内からも若干の不安感が流れる中、それらを吹き飛ばすかのように2連覇を達成!!
「AMV」、「Sabedoria」の2チームしか成し得ていない連覇という偉業に、「F.C.Faccer」の名が歴史に刻まれることになったのである。
しかも今回は、予選大会から負け無しの完全優勝だ!

<決勝大会・1日目>
F.C.Faccer 3 - 1 アニータ
F.C.Faccer 9 - 1 チームそふてぃーず
F.C.Faccer 7 - 0 グランデ

<決勝大会・2日目>
1回戦
F.C.Faccer 2 (PK 3) - (PK 2) 2 Testado
準々決勝
F.C.Faccer 2 - 1 HFC SANTA
準決勝
F.C.Faccer 1 - 0 TEMPO-BONITO
決勝
F.C.Faccer 4 - 3 Killimanjaro Sport

初日のグループリーグはともかく、トーナメントは全て僅差で競り勝つという展開。
これは逆に言えば、実力伯仲の強豪ぞろいの中から、ギリギリを勝ち切る実力がついてきているという証なのではないだろうか。
自画自賛になるかもしれないが、トーナメントの対戦相手を考えれば、ここを勝ち上がってきたことは賞賛に値することだと思う。
東西横綱が揃った中での横綱相撲を制したという事だからね。
決して去年が今年よりも楽だったわけではないが、今年は予選から対戦相手に悩まされてきた印象があるので、それらを打ち破っての優勝というものには、去年以上の大きすぎる価値というものが含まれているような気がする。
何しろ予選から見てみると、「TEMPO-BONITO」、「Testado」の2チームとは2試合ずつ戦ってきているんだから。
かつて辛酸をなめさせられた2チームと、同年同一大会で2試合ずつ戦って負けていないというのは、大いなる成長とやっとここに追いついたという達成感。
そして彼らを打ち破ったことによる「(勝手に)ファクサー時代」の到来を印象付けることになったと思っている。

去年の優勝が「這い上がって這い上がって、ようやくたどり着いた頂点」だとするならば、今年の優勝は「追いすがる強敵を払い除けて死守した頂点」という位置付けだろうか。
ありとあらゆる展開・試合運びでの勝利を収めた今大会は、去年の優勝がまぐれとかフロックではなかったという証明であるばかりか、取られたら取り返し、並ばれたら突き放し、パス回しで崩したり、勝ち越したらガッチリと蓋をして守ったり、個の力で強引にこじ開けたりと、「これ」というような固定観念やチームスタイルを打ち破った大会であるともいえる。

何よりも一番の勝因はみんなの意識・気持ち・意地・悟り・熱意等々が結集した賜物だ。
開き直り・心の余裕すら感じられたほどだ。
実際のゲームそのものは、胃が締め付けられるような緊張感の連続だったが・・・。
それでもひとつになって勝ち取った優勝はやっぱり嬉しい。
メンバーも年齢的に最も脂ののった時期に来ている。
「Faccer & Admirar時代」の到来はすぐそこだ。
いや、もう始まっていると思う。

敢えて偉業と言わせてもらうこの事実。
運すらも味方に付ける真の実力と自負していいと思う。
しばらくはみんなでこの余韻に浸っていよう。
すぐに次の目標はやってくる。
それまでの束の間の休息って事で。

F.C.Faccer 優勝おめでとう!!!
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Author:faccer
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