邪聖剣ネクロマンサー その2
なぜか「クソゲー」の烙印を押されるゲーム、「邪聖剣ネクロマンサー」。
今回はその理由を探っていこう。
プレイ経験者はわかると思うが、その理由は「ゲームシステム」と「ゲームバランス」の2つである。
まずは「ゲームシステム」から紐解いてみよう。
まずもって判りづらいのが魔法の名前だ。
魔法の名前と効果がイマイチ一致しない。
説明書必読ならぬ、説明書必須なのである。
慣れないうちはいちいち説明書を見ないとわからなくなってしまうのだ。
魔法をかける対象に敵味方の区別がないため、間違えたとしても大した影響はないのだが、ボス戦などでは1ターン無駄になるので、致命傷になる事も・・・。
次は道具・アイテム関係。
1人につき8個まで所持できるアイテム欄。
ちょっと少ないかな~程度の感覚になりがちだが、実は装備品までカウントされてしまうため、旅は非常に厳しいものになる。
例えば、武器、鎧、盾、兜を装備すると、それだけで4つのアイテム欄を使ってしまう。
ステータスを上げるためのアイテムを装備すればさらに消費してしまうのだ。
フル装備にしたとして、残り分3つのアイテムでは、あまりにも軽装すぎる魔王討伐の旅になってしまう。
さらにさらに、物語を進める上で必要になってくるキーアイテムを勘定に入れなければならない。
キーアイテムが1つのイベントに1つならいいのだが、2つあるいは3つを集めて別のキーアイテムをもらう展開となると、もうどうしていいのやら・・・。
回復薬すら満足に持ち歩けない魔王討伐の旅になんて誰が行きますか!
死にに行くようなもんでしょ!
だがこの問題は、後に使えるようになる魔法の習得で何とかなる問題だ。
「ゲームシステムの不備」ではなく、「ゲームシステムのシビアさ」とでもしておこう。
最大限に肯定的に考えて。
さて、このゲームの最大の問題点は別のところにある。
それはまた次回のお楽しみ。
「邪聖剣ネクロマンサー」の名場面のひとつ。
見よ!この血飛沫!

今回はその理由を探っていこう。
プレイ経験者はわかると思うが、その理由は「ゲームシステム」と「ゲームバランス」の2つである。
まずは「ゲームシステム」から紐解いてみよう。
まずもって判りづらいのが魔法の名前だ。
魔法の名前と効果がイマイチ一致しない。
説明書必読ならぬ、説明書必須なのである。
慣れないうちはいちいち説明書を見ないとわからなくなってしまうのだ。
魔法をかける対象に敵味方の区別がないため、間違えたとしても大した影響はないのだが、ボス戦などでは1ターン無駄になるので、致命傷になる事も・・・。
次は道具・アイテム関係。
1人につき8個まで所持できるアイテム欄。
ちょっと少ないかな~程度の感覚になりがちだが、実は装備品までカウントされてしまうため、旅は非常に厳しいものになる。
例えば、武器、鎧、盾、兜を装備すると、それだけで4つのアイテム欄を使ってしまう。
ステータスを上げるためのアイテムを装備すればさらに消費してしまうのだ。
フル装備にしたとして、残り分3つのアイテムでは、あまりにも軽装すぎる魔王討伐の旅になってしまう。
さらにさらに、物語を進める上で必要になってくるキーアイテムを勘定に入れなければならない。
キーアイテムが1つのイベントに1つならいいのだが、2つあるいは3つを集めて別のキーアイテムをもらう展開となると、もうどうしていいのやら・・・。
回復薬すら満足に持ち歩けない魔王討伐の旅になんて誰が行きますか!
死にに行くようなもんでしょ!
だがこの問題は、後に使えるようになる魔法の習得で何とかなる問題だ。
「ゲームシステムの不備」ではなく、「ゲームシステムのシビアさ」とでもしておこう。
最大限に肯定的に考えて。
さて、このゲームの最大の問題点は別のところにある。
それはまた次回のお楽しみ。
「邪聖剣ネクロマンサー」の名場面のひとつ。
見よ!この血飛沫!

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邪聖剣ネクロマンサー

たまにはゲームの話をしてみようかな。
オレの青春時代に色濃くその影響歩与えた遊び。
それがテレビゲーム
テレビゲーム黎明期からのユーザーとしては、今時のゲームは複雑すぎてとっつきにくい。
それでも当時のゲームと比べると、わからないなりに進めていっても説明が出てきたりして親切設計になっている。
そこで今回は、不親切極まりないシステムで「クソゲー」とも「印象に残るゲーム」とも言われている「邪聖剣ネクロマンサー」を取り上げてみよう。
発売は1988年。
プラットフォームはPCエンジン。
ジャンルはRPG・ロールプレイングゲームである。
今でこそ古臭く感じられるが、当時はファミコンの比較的単純なスプライト描画に慣れていたせいか、PCエンジンの8bit機とは思えぬ描画能力は驚異だった。
グラフィックは綺麗。
音楽も秀逸。
それまでのゲームではなかなか難しかった映像効果など、今で言う次世代ゲーム機の威力を知った瞬間だった。
何と言っても敵を倒したときにモンスターから噴出す血飛沫と効果音。
今なら絶対にPG-12かR-15指定を喰らうだろう。
クトゥルフ神話をモチーフにした世界観には、少しホラー色も感じられる。
当時のTV-CMでも「夜、決して一人ではプレーしないでください。」という、映画「サスペリア」のフレーズを引用した恐怖感漂う演出をしていた。
ストーリーも一本道で迷うことがない。
クリア後のお楽しみ的な要素はないが、これも安心設計だ。
こう書いていると、どこが「クソゲー」?と思うかもしれない。
ところがあるんだな。
とんでもないところに隠されていたんだな。
なぜ「クソゲー」扱いされることがあるのか。
それは次回からたっぷり紹介していくとしよう。